カエルニッキ

ド・ザイナー。

伊藤若冲アナザーワールド


風景とロダンの静岡県立美術館で開催中の伊藤若冲アナザーワールドに行ってきました。

今回の展示はあまり知られていない水墨が中心のものでしたが、水墨画にも色が付いているものがあったり、スミのにじみを葉っぱの筋に活かしたり、ユーモアすら感じる柔らかいラインの鶴の身体や野菜たちがたくさん展示されていました。構図と独特のタッチが、面白くて見ていてワクワクしてきます。実は今回の目的のひとつが、なかなか行けないミホミュージアム蔵の「象鯨図屏風」だったのですが、なんと行った時は展示期間が終わっていて見られず、残念。(←調べておきなさい)

でも盛りだくさんの展示はとても満足できるものでした。都内でこのレベルの展示会だと恐ろしい人出が予想されますが、全くゆっくりじっくり見ることが出来たことも大きいです。

静岡県立美術館は立派な美術館でした。日本平の麓ぐらいにあって、ちょっと坂道を上ったところにあり、敷地内に入ってからモニュメントの小道を通ってようやく建物の入り口というぐらい広大でした。とりわけロダン館がすごい! 自然光を取り入れたモダン建築で、作品もさることながら、建物にも感動。いいところだー。

伊藤若冲アナザーワールド
期間:2010年 4月10日(土)〜5月16日(日)
休館:毎週月曜日 ※5月3日(月・祝)は開館
時間:午前10時〜午後5時30分
料金:一般 1,100円(900円)
   70歳以上 500円(400円)
   大学生以下 無料
場所:静岡市駿河区谷田53-2