カエルニッキ

ド・ザイナー。

オヤジ涙、ごまかしのせき払い『半落ち』

半落ちはんおち【半落ち】 警察用語で,容疑者が容疑を一部だけ自供している状態のこと。 ―三省堂提供「デイリー 新語辞典」より

横山秀夫原作の映画『半落ち』を観てきました。以前読んだ、小説『クライマーズ・ハイ』の作者です。特撮も、CGもない人間ドラマだけれど、そこにある男気に心をゆさぶられました。号泣。

おとなの社会の仕組みが、とてもわかりやすかったと思います。若者が年配者に言います。「なぜ、できないのか!」年を重ねて、いろんなしがらみができ上がって、自分の生き方に疑問を持ちながらも、守らなければならないものがある。そうゆうものを見て見ぬふりも許されるけど、信念を貫き通すのは本当にすごいことだと思う。

最後まで、梶は「知りません」を通しました。でき過ぎた話かもしれません。でも、現実にそうゆう人もいるのだろうと、観たあとは、しばらく気分が高揚していて、自分もまっすぐ前に進めそうなそんな気持ちになりました。オススメの一本です。