神戸市立小磯記念美術館で開催中の、「漫画家生活60周年記念 青池保子展 Contrail 航跡のかがやき」に、はるばる神戸までやってきました。
漫画家生活60周年! 原画300点! 大ボリュームでございました。
気付けば3時間。イブの息子たちが! 伯爵が! 少佐が! ツェットが! ドン・ペドロが! 青池先生の軌跡、ほんとに素晴らしい作品群です! ありがとうございます!
原画すばらしかったです。刺繍の立体感とか、少佐のベルトをギュッとした手とか、少佐のブラインドの光とか、黄金期の好きな描き込みの部分に先生のコメントが付いてて、心の中の雄叫びが炸裂してました。
美術館入口で見られる、でかい伯爵と少佐。いい美術シーンチョイス。伯爵のホラ話とはいえ文化遺産に真摯に向き合う少佐にキュンとします。 そして、オイル・ダラーのコレクション投資に嫌悪感を持つ伯爵も愛おしく。
本日の戦利品。本関係は通販もしてるけど、現地で買ってしまい、重い荷物を持ち歩く羽目に。現地の醍醐味ですね!
私はどのお話も好きだけれど、「皇帝円舞曲」がやはり盛り上がります。国境の橋のところで、伯爵がなんとか少佐の元へたどりついて一言「私はプロだよ」からの「いまは貴様を怒るわけにはいかんのだ」肩貸しのシーンが何度見ても愛おしい。
青池先生は最終回と銘打ってなかったけれど、これでエロイカを終わりにしようと思って盛り上がりをここにしたんでしょうか。以降エロイカは中断したまま月日が過ぎ、ソ連も崩壊しますが、のちに軍事関係アドバイザーに岡部いさく先生を迎えられ、新生エロイカが再開爆誕したのはこの上ない喜びでした。岡部先生が最近つぶやいておられました。
「エロイカより愛をこめて」のお手伝いをさせていただいたころは、NATOとロシアが角突き合いながらも協力する?ようなことが想像できたものでした。それがこうなってしまうと、少佐とミーシャが本気で対決することになりそうで、二人が不憫でなりません。 https://t.co/HvrBaRO9ut
— 岡部いさく (@Mossie633) 2023年3月17日
神戸市:神戸市立小磯記念美術館:展覧会 / Exhibition
期間:2023年7月15日(土曜日)~ 9月24日(日曜日)
休館:毎週月曜日(祝日は開館)、7月18日、9月19日
時間:10:00から17:00まで(入館の受付は16:30まで)
料金:一般:1,000円(800円)、大学生:500円(250円)
場所:神戸市東灘区向洋町中5-7 神戸市立小磯記念美術館 展示室1、2 ※六甲ライナー「アイランド北口駅」下車すぐ
小磯記念美術館の小磯良平氏の移築されたアトリエも見学できました。
リュートを持ったモデルさんの姿が浮かぶよう。
初めて乗った六甲ライナーの紹介もします! 魚崎駅からアイランド北口駅まで乗りました。
魚崎駅通路にもポスター発見。
カコイイ。ジャンクションなのかな。地図見てもわからなかった。
カコイイ。ジャンクションなのかな。地図見てもわからなかった。 pic.twitter.com/Vx3ih2Fpc7
— kaeru geko (@kaerugeko) 2023年8月19日
アイランド北口駅に降りると、絵画のような、映画のクスリーンのような風景が広がります。多分正面奥に六甲山? 美術館へ向かう時に気持ちが高まる風景でした。
23.12.03