カエルニッキ

ド・ザイナー。

『ナイトメア・アリー』字幕版


ギレルモ・デル・トロ監督最新作、『ナイトメア・アリー』字幕版を観てきました。感想にネタバレあるかもしれませんので、未見の方はご注意です。

カーニバル一座の怪しさは絶品! 監督、クリーチャーは得意分野だと思ったけれど、今回はいろいろなちょっと狂った人間模様でした。キャストのアクが強すぎて画面が重かったです。

話の展開は見てて想像つくところあるけど、心理的にじわじわ追い込まれてくるものがありました。見せ方ではケイト・ブランシェットの顔半分だけにあたるライトが一番印象に残っています。この人にかなわないと本能的に感じるものが。後で思ったけど、もうひとりの主役はケイト・ブランシェットだったかも。

冒頭のピアノの不協和音がすごく印象的。音楽はネイサン・ジョンソン。他にも劇伴を手掛けているけれど、私は初めて観ました。

余談ですが日本の見世物小屋は、20年ぐらい前に一度蛇女を見に行ったことがあります。その頃からもう日本に見世物小屋を興行する団体はいくつもなく絶滅寸前で、今のうちに見られる皆さんは幸運という感じで案内されました。ネットの普及とともにまたたくまに規制が増えて、本当に貴重になってしまいました。

22.03.31