カエルニッキ

ド・ザイナー。

『パシフィック・リム:アップライジング』字幕版


『パシフィック・リム:アップライジング』 字幕版を見て来ました。

前作より映像がド派手アクションでスケールアップ! 優れたエンタメ性のあるロボ怪獣映画になっているものの、配分的に前作に比べると渋みのある細かいロボギミックはなくなってしまい、特撮寄りだったシーン作りは、ロボアニメにあるような鮮やかな軽快なものに変わりました。

監督も変わり同じものを作ってもしょうがないし、それでおもしろいんですが、前作に感じた見終わった後に湧き出る"熱く語りたい"のはなく、普通に良かったものでした。

ロボ同士の拳で戦う場面は熱かったです! 年齢制限があったりとか、巨大化するあたりは、ニヤニヤワクワクです。

今回若い訓練生が登場するのですが、ちょっと扱いが雑だったなあというのと、唐突に活躍する某企業の人の背景にはドラマ性無くて、いいとこ取りに若干食傷ぎみに……。これがハリウッド映画の現状と受け止めました。

前作を手がけたギレルモ・デル・トロ監督の、先日公開された『シェイプ・オブ・ウォーター』は、制作費の半分を監督の自費で出し、口出しされるのを避けた的な話を聞いたのですが『シェイプ・オブ・ウォーター』よくぞ作ってくれたと思うような、大好きになった作品です。個人的に『パンズ・ラビリンス』と同じぐらい好き。

18.04.17