カエルニッキ

ド・ザイナー。

『アトミックブロンド』


『アトミックブロンド』を観てきました。予告ではよくある感じで、観に行かなそうだったのですが、おもしろかったという知人の話を聞いて、行ってみたら、おもしろかったです! 濃密! よかった!

主演のシャーリーズ・セロンがマッドマックス以来、どんなに汚れても美しい女優で好きだったんですが、今回も激しいアクションにアザらだけの顔がかっこかった。

デヴィッド・リーチ監督はよく知らないのですが、スタントマンの経験もあるせいか、アクションシーンが圧巻! スパイものには欠かせない撃ち合い殴り合いシーンですが、お互いこぶしで倒れるまでやりあうような、様式美を大事にしつつ、主人公も生身の人間を感じさせるリアリティが良いと思いました。

濡れ場も女同士とか美しかった。常にエレガント。

もう一人の美女女優、ソフィア・ブテラは最近では『スター・トレック BEYOND』『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』に続き、たまたま出演作を見ています。顔立ちのしっかりした美人さんです。

スパイものは小学校の頃から、青池保子さんのストーリー漫画で読んでて、NATOの少佐、KGBの小熊のミーシャ、SISのロレンス、などなどと大好きなんですが、まさにKGB、CIA、MI6と機関の名前が飛び交い、ヨーロッパ諸国の諜報機関の活動が二重三重の騙し合いで、好きな人にはホント大好物のつばぜり合いが見られます。

あと、時代がベルリンの壁崩壊の頃で、音楽が80年代のドイツ他のヒット曲中心にかかってて、それこそ記憶の扉が開く曲が多く、そっちに気がとらわれてしまって、困りました。映画音楽的には失敗かもしれませんが、強く印象には残りました。

登場人物が車の中で聴いている体で、いきなりかかるので、あわあわしたのが、ニューオーダーの「Blue Monday」。ピーター・シリングの大好きな「Major Tom」(ウィリアム・シャトナーもカバーしてた)、ネーナの「ロックバルーンは99」、デペッシュ・モード「Behind the Wheel」、Til Tuesday「Voices Carry」、ファルコじゃない方のAfter the Fire「Der Commissar」(でもこっちが馴染みがある)、デビッド・ボウイジョージ・マイケルなどなど

Ost: Atomic Blonde

Ost: Atomic Blonde

大体の曲目はこのあたりで。当時聴いていた人は持っているレベルですが、カセットテープ時代のころだったり、データ飛ばしたりしてるので、あるとうれしいです。デペッシュ・モードニューオーダーOSTには入っておりませぬでした。


17.11.03