上野の森美術館で開催中の、「蒼樹うめ展」に行ってきました。大雑把に言うと『ひだまりスケッチ』『魔法少女まどか マギカ』その他に分かれていて、見応え充分。ひとつひとつの絵にこのときはこうだったというコメントが添えてあって、思い入れの深さを感じます。
ライブでしかそのお姿を見ることができない蒼樹うめてんていですが、うめてんていの仕事場ムービーが流れていて、後ろ姿だけですが机に向かってタブレットのペンを走らせている姿はすごくかわいかったです。片方の手で食べられる物(さけとばとか)が好きだったり、電話にビクっとしたり、なんか小動物!
身長の線が書いてあるパネルがあり、確かにちいさかった。私は見られませんでしたが、ご本人のライブペイントのタイミングにあって見られた方たちが、みんな小さくてかわいくて、そっと守ってあげたくなるというような感想をのべていて、ああって、なんか分かるような気がしました。
仕事場風景のところで、デジタルな色彩にキャラごとの髪や肌の色設定が事細かく設定されてて、すごい細かい作業されているのだなあと驚きました。新キャラとかは忘れないように紙に書いて貼っておくのだとか。一枚の絵にもたくさんの色や構図の変更があって、描かれていく過程を見ていくと、やはり思い入れのある一枚になるのだなあと納得です。
図録の中のお母さんのインタビュー中に、漫画家になると決めてからのうめてんていの試練はかなりあったと書いてあって、そうゆう苦労を積み重ねて今があると思うと、やっぱり感慨深くなると思いました。
そして展示物では、2回ぐっとくるところがありました。優しい絵の中に大きく心を揺さぶられるそんな魅力が、うめてんていの絵にはひそんでいます。
あわよくばうめてんていを好きな人みんなに見てもらえたらいいのになあと、今回会期が短く入場列も3時間待ちやら、いろいろ東京は観に行くのに苦労が耐えないのですが、各地でも開催できたらいいだろうなーと思いました。
展示は10月12日で終了しました。
15.10.14