カエルニッキ

ド・ザイナー。

『対決 巨匠たちの日本美術』


先週の金曜日『対決 巨匠たちの日本美術』を観に行ってきました。

日本美術の歴史に燦然と輝く傑作の数々は、時代を代表する絵師や仏師、陶工らが師匠や先達の作品に学び、時にはライバルとして競い合う中で生み出されてきました。優れた芸術家たちの作品を比較すると、興味深い対照の妙を見出すことができます。

「國華」創刊120周年を記念して開催するこの展覧会では、「國華」誌上を飾ってきた名品・優品を、作家同士の関係性に着目し、中世から近代までの巨匠たちを 2人づつ組み合わせ、「対決」させる形で紹介いたします。国宝10余件、重要文化財約40件を含む、計100余件の名品が一堂に会し、巨匠たちの作品を実際に見て比較できるのが本展の最大の魅力です。(公式サイトより)

比べることで見えてくることがある。なるほどそうかーと思ったり、結構好きだった画家でも、あまり良く知らない作家のほうの絵に惹かれたりして、自分でも気付かなかった新たな発見が多かったです。もうとにかく作家、作品が有名なものばかりで、これほどのものが並ぶ機会もそうないし、手っ取り早くいろいろみたい方にはチョーオススメの展示会です。

さて、この展示会もうひとつ見どころが、もうひとつの対決! 豪華声優陣による音声ガイドです。なんてすてきな企画でしょう! 会場内は12組の対決ペアにそれぞれ24人の声優が、ある時は淡々とその絵を解説したり、ある時は作家になりきって対決したりと、大変楽しめる音声ガイドでした。いやーおもしろい!もっとやって!!!

絵にぴったりな声で感動したり、歌麿VS写楽野沢那智羽佐間道夫のかけあいがおもしろかったり、貴重な見どころ、聞き所がたくさんある展示会でした。

【それぞれの対決】

  • 長次郎VS光悦
    • 「黒楽茶碗銘大黒」(長次郎)cv槇 大輔
    • 「黒楽茶碗銘時雨」(本阿弥光悦)cv中村 正

行けないシトは対決-巨匠たちの日本美術 ヴァーチャル美術館もございます。