カエルニッキ

ド・ザイナー。

『ミスト』


スティーブン・キング原作×フランク・ダラボン監督最新作『ミスト』を観てきました。

超映画批評『ミスト』90点(100点満点中)でも書かれている、キャッチコピーの「映画史上かつてない、震撼のラスト15分」。ラストは原作者キングをも悔しがらせた、監督のアイデアが盛り込まれたというエピソードがあるそうで、それが興味深かったのですが、果たして観たあと腰が抜けました。エンドロールが終わって、劇場の明かりがついてもしばらく動けないほど。これはやられた。

映画としては絶望的に傑作。最後の15分の音楽も良い。早くも今年の映画ナンバーワンです。

ラスト15分にそんな威力を持たせるのは、もちろんそれまでの過程があってこそなんですが、まんまと惣流・アスカ・ラングレーのような強烈な精神破壊攻撃を受けた気がします。それがこの映画を傑作と言わせるゆえんですが、いまはただ、心を落ち着けて、しばらく時間を置いてからもう一度観たいと思います。

これはぜひ他に観た人の感想を知りたいです。自分自身、いま多少なりともナーバスになってる自覚はあるので、刺激が強すぎたのかもしれないし、どれだけ威力があったのか、聞いてみたいです。