「This is Vik Muniz」ヴィック･ムニーズ展

コンテンポラリーアート CB COLLECTION六本木で開催中のヴィック･ムニーズ「This is Vik Muniz」を観てきました。

ヴィック･ムニーズは、砂糖、インク、紐、ダイヤモンド、コイン、チョコレートなど、身近な素材を用い名画や有名なシーンなどを再構築、それを写真作品にすることで知られる作家です。（チラシより抜粋）

観ていて全然飽きの来ない面白い作品でした。素材になるパーツで、おもちゃ箱をひっくり返したようなものがあったのですが、近くで見ると日本製のキャラクター商品やら、たくさんいろいろなものがごちゃごちゃしていて、とても平面的なのですが、離れてみるとこれが一人の顔に見え、すごい立体感を出してくるのだからおもしろい。

どうゆう目線で作るとこんな仕掛けができるのか。すばらしい感覚だと思います。あと、おもちゃは見ていて楽しい気分にさせてくれますね。瞳の部分には何を置くか、自分だったらどうするか、なんて、楽しんで作ってる感じがとてもしました。

有名女優の顔をダイヤモンドで表現したり、インクをはじくプレート上で、そのはじき具合の濃度の加減で表現したり、とても斬新で、楽しい人柄が現れてるように思いました。図録や他の雑誌に載っていた作品も見たのですが、食べ残しのスパケッティーですら、皿の上に人の顔ができちゃったりして、こうゆう遊びの感性がとても刺激になりました。