カエルニッキ

ド・ザイナー。

『不思議惑星キン・ザ・ザ』


早稲田松竹で上映中の『不思議惑星キン・ザ・ザ』『未来世紀ブラジル』のSFカルトムービー2本立てを観てきました。でっかい2本立てでした。

//www.pan-dora.co.jp/kin-dza-dza/" title="kin-dza-dza!">『不思議惑星キン・ザ・ザ』:ずいぶん前から知人に何度となく勧められていた映画。やっと見る機会がやってきました。1986年の当時のソビエト連邦共和国で制作された映画らしいのですが、こんなに面白い映画を作るなんて、ソビエト連邦共和国の人たちはすごいです。

たまたまマカロニを買いに街に出たばかりに、空間移動してしまった技師マシコフがこの星で見たものは、欲深く、簡単に人を騙し、嘘をつき、裏切るキン・ザ・ザの星の住民達でした。どうにかして地球に帰ろうとするのですが、なかなか一筋縄では行かなくて…。

トーリーは有無を言わせない無茶苦茶な展開で、とにかく小汚い。星の住民はステテコの色で階級がわけられていたり、クーという挨拶や踊り、マッチの異常な価値など、どこかこっけいで、愚かしい人間像が描かれていました。けれど資源が消えてしまって砂漠と化した星キン・ザ・ザは、まるで地球の未来をシニカルに描いているかのよう。そう考えると重いんだけどなぜかとても面白く観られました。SFテイストが盛りだくさんだったからかもしれません。ということでSF好きにはオススメ!

不思議惑星キン・ザ・ザ - Wikipedia

不思議惑星キン・ザ・ザ [DVD]

不思議惑星キン・ザ・ザ [DVD]