カエルニッキ

ド・ザイナー。

『ブラッド・ダイヤモンド』


まわりで観たシトに評判の良い『ブラッド・ダイヤモンド』を観てきました。最近見た映画の中では大興奮しました。

まずアクションがリアル。生き抜く為の知恵と執念が盛り込まれていました。アフリカ紛争モノはあまり見たことがないのですが、シエラレオネの国内紛争は残酷でひどいものでした。容赦ない無情の世界を見て、平和な国に生まれて本当に恵まれていると思いました。

あと家族愛が良かった。白人は平気で嘘をつくけれど、黒人は嘘がつけない。間違ったことが言えないソロモンは、さらわれた息子の為に紛争の中に飛び込んで行きます。ダイヤをめぐっただまし合い、強欲の争いの中に、まっすぐの情愛が心を打ちました。

最後はとても感動的。観てる方もどっと疲れが出てきます。音楽もやるせない国内紛争の状態を表しているかのような悲壮感が漂うところから、希望に向かって行く勇ましいメロディーに変わって行くところが、壇上に立つソロモンの姿と重なって、胸が熱くなります。

社会派の映画として、訴えるものが理解しやすく出来ていると思いました。オススメです。

【参考になったサイト】
紛争ダイヤモンド