カエルニッキ

ド・ザイナー。

『ルパン三世』


(C) 2014 モンキー・パンチ/「ルパン三世」製作委員会
実写映画『ルパン三世』を観てきました。あららららららら。

小栗旬のルパンちょーかっこよかったです! アクションのために10ヶ月のトレーニングと8キロの減量をしたとか。それはもう見事な仕上がりでした。本人とスタッフのみなさんの努力の賜物がここに象徴されてました。

トーリーは、ルパン三世の最初の仕事というオリジナルで、舞台がシンガポール、香港、タイとアジアンテイスト満載で、キャストもその国の人達(?)が起用されていました。何語で話しているのかわかりませんが、全編日本語吹き替えでした。吹き替えはいいんだけど、日本人がしゃべってるのもリップシンクあってなかったりして、英語だったのかな? ちょっと気になった部分です。

だいぶ気になった部分は、海外俳優の起用の多さと、ポジションの高さ。無理矢理な感じもあって、ルパンとしては違和感は拭えなかったです。ルパンという根本を除いても(除いていいのかわからんけど)、なんでもないただ居るかっこつけのカットが結構あって拍子抜けしたり、ハラハラしない緊迫するシーンとか残念な感じでした。今思うと予告映像がすべてです。かっこいい部分全部盛り込んで作られています。

近年の原作ありの映画化やアニメ化は、昭和の頃と違って原作厨をもうならせる高いクオリティが作られるように、日本の制作業界レベルがどんどん高まっているなあと感じているのですが、その中ではまだ昔の頃の……って感じがしました。大人の事情なんでしょうけれど、ちょっと今時ないな感が。

なので小栗旬ルパンが最高の出来で素晴らしい映画でした。銭形警部もすごい銭形でした。もっと活躍の場があればよかったなあと思いました。