カエルニッキ

ド・ザイナー。

『のぼうの城』


(C) 2011『のぼうの城』フィルムパートナーズ
『のぼうの城』を観てきました。戦国時代の歴史ではちょっとマニアックな方だと思いますが、20000対500の兵という、誰が見ても結果がわかるような戦をどんでん返ししたとても気持ちのいい話です。相手が、かの石田三成とあっては、なおのこと。田舎のそれも農作業好きな一城の主は、のんびりしてるように見えて、その実とても誇り高く、人徳熱い人物でした。


最後の計算づくめの奇策だった舞は、不思議な魅力で戦の場面というのを忘れてしまうほど。役者の人は、歌舞伎役者かなと思ったら、能の人でした。目がすごくいい目なんだ。てきとうな白塗りの顔も様になっているし、舞台映えする役者さんだなあと思った。劇中の振り付けも担当していて、独特の舞に見せられました。作曲は上野耕路。すごい濃厚。

この物語には関係ないけれど、『へうげもの』の古田織部を一瞬思い出して、成田長親は1歳違いだった。