カエルニッキ

ド・ザイナー。

『メリダとおそろしの森』3D 日本語吹替版


(C) Disney / Pixar.All Rights Reserves.
『メリダとおそろしの森』3D 日本語吹替版を観てきました。メリダのフサフサの赤毛は、CGに見えない柔らかさ!

ピクサーにしては、女の子の主人公だったり、ディズニーっぽくないちょっと黒い設定があったりで、恐らくスタッフが新しく挑戦した逸作ではないかと思います。

メリダは自由に生きたい男まさりの弓の達人、母である王妃は、立派な一国の姫に育てたい一心で教育するのですが、そのうちメリダは母の気持ちを変えて自分は自由になりたいと、魔女に魔法をかけてもらいます。魔法は王妃をクマにし、あわてたメリダはクマ王妃を森に隠すのですが……。

皮肉にも上品な王妃が野生化していく姿が痛ましい。森で過ごす少女とクマの時間が、お互いの距離を縮め、大きなものを得ていく過程はやはり感動です。

娘を持ったお母さんが見たら、もっと感情移入するのではないかと思いました。

メリダ本編前に「ニセものバズがやって来た」「月と少年」の短編2本も上映されましたが、3本とも自分の運命は自分で切り開くという共通のテーマがありました。そして最後のテロップに“ジョブズに捧ぐ”がありました。