カエルニッキ

ド・ザイナー。

金刀比羅宮 書院の美−応挙・若冲・岸岱−


金刀比羅宮 書院の美−応挙・若冲・岸岱−』を観てきました。

応挙や、岸岱の数枚のふすまを並べて一枚の絵仕立て上げたものは壮観だったし、若冲の花丸図のように、丁寧に描き込まれたたくさんの切り花は、いつまで観ていても飽きることはありませんでした。

東京藝術大学大学美術館で公開されていたのですが、モノがモノなだけに、展示にも一味違うテイストがあって楽しかったです。

金刀比羅宮(ことひらぐう)は、香川県にあるそうで、ひとつの神社がこんなに素晴らしい文化財を持ってるなんてびっくりです。さすがに壁画は複製のものでしたが、その雰囲気はありえないぜいたくな空間を作り出してました。きっと本場の書院で観たらちびりそう。実際行ってもどこまで見られるかわからないけれど、いつか行ってみたいと思いました。

金刀比羅宮 書院の美−応挙・若冲・岸岱−
会期:2007.7.7〜9.9
場所:東京藝術大学大学美術館
入場料:1,300円


併設展の歌川広重《名所江戸百景》のすべても楽しかった! 当時の人々の生活が見えたり、独特な視点から描かれていた大胆な構図があったり、100枚以上の江戸の名所がずらりと並んで見ごたえがたっぷりありました。

ところで浮世絵がゴッホゴーギャンに影響を与えていたなんて、すごいと思いました。

展示室の最後の辺りに置いてあった、でかいパネルで見られるGoogleマップもすごかった。一枚一枚の浮世絵の場所に写真付きでポイントが付いてました。カエルにも宗子たんが作ってくれたいまどこトラベルがあるけれど、こんな感じで。

描き上げた場所は日本橋近辺が多かったけれど、北は埼玉、南は羽田辺りまで足を伸ばしてたことがわかります。はなうた気分で江戸の町並みを歩きながら、目に留まったものを描いていたんでしょうか。

追記:でかいパネルで見たGoogleマップこちら→歌川広重《名所江戸百景》マップ