カエルニッキ

ド・ザイナー。

その時あなたは


本日12時40分頃、新宿ピカデリーで映画上映中に火災報知器が発動して、映画が一時中断するということがありました。始まって20分ぐらいした頃、スクリーンがフッと暗くなり、警報が鳴り、両脇にあった避難口の電灯が着き「3階から火災発生。係員の指示に従い、落ち着いて非難して下さい」というアナウンスが流れました。

自分のいた階は劇場が3つ入ってる9階でした。新しくできたばかりのビルは、どれぐらい火に耐えられるのだろうと考えながら、劇場入口の係員の人のところに行きました(図の赤丸部分)。他の劇場からも観客が出てきて、みな火事に最初半信半疑のようでした。係員は落ち着いた感じで「いま確認中ですのでお待ち下さい」とインカムで連絡をしてるようでした。

その時の集まったお客(50人ぐらい)の中で、「早く確認しろよ」と中年男性が意気がったふうに言い、「どうして階段で下ろさせないんですか」と、ご夫人がせっぱ詰まった感じに言い、子供は泣きわめき一時騒然となった、その間約2分。これがとっても長く感じました。

結局、火災報知器の誤報ということで、再上映となりましたが、もし本当に火事で、一人でもパニックを起こしたら、どうなっただろう。9階から1階まで非常階段で降りたとして、てんぱった人たちと一緒に逃げたら、絶体押されそうだし、火を見たら自分も押しのけそう。

警報が鳴って、まず自分がしたことといえば、IRCにまずジョイン。何かあった時のために、状況をみんなに知っておいてもらおうと思ったのでした。いざと言う時は、何かを残そうという気分になった自分にちょっと驚き。

図らずも良い避難の心構えが出来ました。