マシュー・ヴォーン監督最新作、キングスマン誕生秘話を描いた『キングスマン:ファースト・エージェント』字幕版を観てきました。感想にネタバレあるかもしれませんので、未見の方はご注意です。
シリーズ前2作は見ていたのですが、ファーストエージェントはことごとくツボを抑えられた感じです。
まず一癖あるキャラクターたち。ショーラ、ポリーは頼しすぎて、その能力が発揮される爽快感がたまりません。そして怪僧と言われたラスプーチンの華麗なる剣さばきは、音楽と共にもはや芸術の域を超えていて狂気! 見応えたっぷりです。その後反撃するオックスフォード公の姿のギャップに、畳み掛けられて呼吸困難になりそうでしたw
途中、コンラッドがどうしても戦場に赴く所で、映画の路線変更? と思ったら長い道のりを経てちゃんと軌道修正された! ここが美しい。そして理解します。そうなのだ、これは時間のかけられた始まりの物語なのだ。とにかく歴史上の重要人物が出てきては、裏でトンデモ事態を起こしていて、どの登場人物も愛すべきキャラクターに仕上がっています。
私の中で、『エターナルズ』、『マトリックス レザレクションズ』で物足りなかった何かは、キングスマンで満たされました! ハラショー! 続編希望!
21.12.29