
『ブゴニア』字幕版を観てきました。感想にネタバレあるかもしれませんので、未見の方はご注意です。

予告を見て見たいと思った映画でしたが、予想以上におもしろかったです。よくこういう映画を作ってくれた! 早くも今年一番の映画かも。
突然誘拐されて「おまえ宇宙人だろ、白状しろ」と言われたら、大抵の人はどうするでしょうか。
かなり電波な陰謀論者で誘拐犯のテディと、誘拐されたCEOミシェルの巧みな話術がとてもおもしろすぎました。役者も体を張ってますが、脚本が特に光ってる映画でした。
CEOミシェルは頭の良い人で、状況を察してテディに交渉を試みるのですが、時間を置くと毎回アプローチを変えているのが興味深いです。「自分を誘拐したら48時間以内に警察が動き出す。あなたは無事ではいられない」→「実は本当は宇宙人だった。あなたはよく見破った。特別な人間」的な感じで。さすが相当頭が切れる感じです。(バカっぽい表現でごめんなさい)
頭のいいCEOの言葉に翻弄されつつも、歪み切った電波な思想はまっすぐにはならず、なかなか手強いテディ。最後にCEOが踏み切った手段とは……。すばらしい脚本だと思う。
認められ心に寄り添われる言葉に、テディが心を揺さぶられたりする場面で、徐々にどうしてこうなってきたのか見え始めます。考えてみれば、誘拐犯のテディ側の心理的描写が多かったです。
やはり愛情は大事。愛を感じる力も大事。孤独が人を狂わせるのではないでしょうか。
最後まで気が抜けません。ネタバレ絶対したくないので、見てほしい。ちょっとグロテスクなシーンもありますが、ちょっとなら平気っていう人ならオススメです。
26.02.24
