カエルニッキ

ド・ザイナー。

『Winny』


2002年、簡単にファイルを共有できる革新的なソフト「Winny」が登場し、ユーザーに違法アップロードされダウンロードされ、社会問題となり、開発者の金子勇さんが逮捕されるという件を映画化した『Winny』を観てきました。感想にネタバレあるかもしれませんので、未見の方はご注意です。

当時のことはよく知らなかったけれど、金子さんは2004年に逮捕、2011年に無罪が確定するまで7年かかり、2013年に急性心筋梗塞のため43歳で亡くなっています。事情はわかりませんが、無罪判決からわずか2年しか生きられなかったのが残念でなりません。

新しい技術を止めようとするものと進めようとするものの、昨今、世界中で騒がれているAIと全く同じような出来事が起こってる印象でした。AIについては、世界はこの加速する進化に倫理的な問題解決を模索し続けるでしょうが、AIによって生み出される可能性を最大限に引き出せるのがプログラマーで、その視点の広さと発想は人類の財産だなと凡人の自分は思うものです。

23.05.17