カエルニッキ

ド・ザイナー。

『アーカイヴ』


2020年新型コロナウイルスの流行で上映が延期されたり、一部でのみ上映されたりしてた、イギリスのSF映画『アーカイヴ』を配信で観ました。感想にネタバレあるかもしれませんので、未見の方はご注意です。

亡くなった妻ジュールを復活させようと、日々、山中のラボ(なぜか山梨県)で人工知能の開発に没頭する、ロボット工学者のジョージ。すでに2タイプのJ1、J2のロボットが、周りの世話? をしていて稼働していましたが、3体目はもろヒト型で女性らしいアンドロイドが誕生します。
役者がアンドロイド風に被り物しているので、ここでこれB級映画か!って思ったり。そしてジョージはこの三体目に執着していき、そこにJ2が予想外の行動をし始めて……。というSFスリラーです。

SF要素がまんべんなく散りばめられていて、思いのほかおもしろかった! なんというかレトロSF、古き良きSFとでも言いますか。大事に作っている感じがしました。

あくまでもシリアスに作られているところが、なんか好き。そして衝撃のラスト!

人間の役者が被ったアンドロイドの役作りも、映画を観終わってみれば理由がわかり、巧妙に作られているなあと思いました。

劇場公開時何で話題にならなかったんだろう(なってた?)。
現在どっかのテレビとか配信とかで見られますので、SF好きの方はぜひ〜。


21.12.04