カエルニッキ

ド・ザイナー。

『トゥルーノース』


“—北朝鮮政治犯強制収容所で、過酷な毎日を生き抜く日系家族とその仲間たちの姿を3Dアニメーションとして完成させた衝撃作。—”『トゥルーノース』を観てきました。感想にネタバレあるかもしれませんので、未見の方はご注意です。

冒頭、テレビ番組のステージに立つ一人の男性が、12年前の家族の物語ですと話始めて、場面は平壌1995年の一般家庭の家族シーンから始まります。日本にも近いごく一般家庭に見えました。それが一変、ある日住み慣れた家から強制収容所へ、訳も分からないまま連れて行かれてしまいます。

強制収容所ではあまりに衝撃シーンが多くて、3Dポリゴンに救われた。風景はとても精密だったので、この人物の3Dポリゴンのさじ加減が絶妙でした。想像絶する世界です。食事がお皿にスプーン一杯ぐらいの流動食っぽいもの(あれはなんだろう)。妹の壁の装飾や、歌う歌にひととき癒しを感じました。まさかここで「赤とんぼ」の歌が聞けるとは……。

過酷で悲惨な日々の中、優しさと裏切りと力強いものが共存してて、あとには子どもの成長にちょっと救われることも。言語が英語だったのは世界に広めるためだとか。まず知ることが大事だという強いメッセージを受け取った気がします。

最後のシーンにもまた驚いて、映画を見終えたあとの余韻がかなり大きかったです。



映画の後にギャップがすごいゴウジャスなお昼ご飯。ありがたすぎる。久しぶりにお外ランチ。お刺身たべたかったの。エビフライ揚げたてでおいしかった。昼からやってる居酒屋だけど広くて空いてました。有楽町ガード下より。