『テルアビブ・オン・ファイア』字幕版を見て来ました。感想にネタバレあるかもしれませんので、未見の方はご注意です。
エルサレムに住むパレスチナ人青年のサラームは、 パレスチナの人気ドラマ「テルアビブ・オン・ファイア」の制作現場で言語指導として働いているが、撮影所に通うため、毎日面倒な検問所を通らなくてはならない。ある日、サラームは検問所のイスラエル軍司令官アッシに呼び止められ、咄嗟にドラマの脚本家だと嘘をついてしまう。アッシはドラマの熱烈なファンである妻に自慢するため、毎日サラームを呼び止め、脚本に強引にアイデアを出し始める。困りながらも、アッシのアイデアが採用されたことで、偶然にも脚本家に出世することになったサラーム。しかし、ドラマが終盤に近付くと、結末の脚本をめぐって、アッシ(イスラエル)と制作陣(パレスチナ)の間で板挟みになったサラームは窮地に立たされるー。果たして、彼が最後に振り絞った“笑撃”のエンディングとは!? (公式よりコピペ)
日本でいう昼ドラ的な人気ドラマの行く末をめぐって、イスラエル人、パレスチナ人の日常を交えて、ユーモラスに描いた映画。とはいえ、お国柄のベースになる心理描写の部分が分かってなかったので、話半分ぐらいかもしれないけど、発想の転換が柔軟で、最後の最後に結末が衝撃で、えええ〜!? って声が出そうになるぐらいおもしろかったです!
脚本会議の時や食事を通して、この行為が何を示すのか、というのが分かると格段におもしろさアップするのは容易に想像できました。日本人の自分からしてみれば、緊張状態のある国、という印象ですが、いい感じにいい加減でゆるい、そしてほっこりにやにやできる場面が意外でとても楽しめました。
20.01.19