カエルニッキ

ド・ザイナー。

『WE ARE LITTLE ZOMBIES』(ウィーアーリトルゾンビーズ)


『WE ARE LITTLE ZOMBIES』を観て来ました。感想にネタバレあるかもしれませんので、未見の方はご注意です。

親の死を迎えた子ども4人という、インパクトだらけの設定に、負けないビジュアルと音楽とシナリオが盛り込まれて盛りだくさん! 子どもたちの名セリフ、子ども目線の社会風刺には、胸が痛かったり、耳が痛かったり共感したり。ごちゃまぜカラフルな色彩は、カオスなようでバランス取れているし、ピコピコサウンドカッコよかったです。特にエンディングが耳から離れない中毒性がありました。

子どもというまだ大人未完成な人間の不安定さを醸しだすような、あらゆる可能性を秘めた映像の情報量が半端なくて、次々に展開する分厚い映画になっています。考える暇なし!

長久允監督はMVやCMプランナーの方で、だからこんなに作り込みが徹底して、インパクトだらけだったのだと納得しました。



19.07.10