『ファースト・マン』字幕版を観て来ました。 感想にネタバレあるかもしれませんので、未見の方はご注意です。
ハリウッド映画っぽくない、派手な演出が最低限に抑えられてる感じで、握りこぶしを突き上げて大歓声があがるアメリカ最高!みたいな空気がなかった映画。ここは好みが分かれそう。ウチは嫌いじゃないですむしろ好き。
ポットに入っている時の視点やカメラワークがリアルでした。客観的にみられない視点が多いと若干不安になりますが、これが多分作り手の狙いではと勘ぐったり。飛行士たちが何を考えて取り組んでいたのか、ちょっとずつわかる気がします。しかし長かった。リアルな分ドンパチなメリハリが薄いので、若干長いなあと思いながら見てました。
かのアポロ11号の搭乗員に選ばれた瞬間が、なんとも死刑宣告を受けたような凍りついた空気になってしまったのがかなり象徴的。名誉ではなかったのか…! と。あまりみられない現場の英雄のリアルなドラマがありました。これは最後まで続き、ラストもやんわりとしたハッピーエンドに。
それだけに感動の月のシーンは最高でした。真空の音効果も抜群。なにしろ絶景です! 壁紙にしたいぐらいの景観で、月に行ってるみたいでした。ぜひ大きなスクリーンでご覧になるのおすすめです。
19.02.18