カエルニッキ

ド・ザイナー。

『傷物語〈III冷血篇〉』


『傷物語〈III冷血篇〉』を観てきました。いよいよ「傷物語」3部作の完結編。すごく大変だったけど完結しました! この後の物語を知っているとは言え、どうなるのかほんとハラハラする展開で……。以下、ネタバレあるかもしれませんのでご注意ください。

簡単に前回までのあらすじ

  • 〈I鉄血篇〉瀕死のキスショットとアララギ君出会う。羽川さんのパンツ
  • 〈II熱血篇〉アララギ君キスショット復活に手を貸す。羽川さんのパンツ

そして、〈III冷血篇〉は前2作を軽く超えてしまうハードなバトルシーンが、恐らくTV放映されていたらきっと画面が真っ黒になったであろう描写がありました。見てる途中で疲労感が出るほどに。最強無敵同士の戦いですからしょうがありません、とでも言うかのように。

全篇通すと、アララギ君の気持ちの変化がとても人間らしく、実に吸血鬼となってしまった最後まで人間らしいところが愛おしくなります。その心境の変化に共感しつつも、ところどころにパンチラ、いえ、パンチを入れて話を別次元に持っていくのが羽川さんの存在。〈III冷血篇〉では、あられもない羽川さんの言葉攻め! いえ正確に言うと羽川さんの言葉攻め! あれ。

はっきり言いましょう。傷物語は冷血篇で羽川さんが全部持って行きました!

恐ろしい人だ。そしてなぜ、アララギ君はそんな羽川さんとあんな事まであったのに付き合わなかったんだ! どういうこと!?

そんな不満は残りつつも、傷物語は、すべての登場人物の魅力に完全に魅了されてしまった、物語シリーズでも1.2を争う名作品になりました。(個人の感想です)

あととにかく日本が強調されていたことが印象的でした。まさに、これは日本の物語なのだと、作品全体で叫んでいるようでした。ガンパレニッポン。


17.01.09