カエルニッキ

ド・ザイナー。

『スイス・アーミー・マン』


『スイス・アーミー・マン』を観てきました。

死体を便利に使うというタブーに挑んだ、サバイバルアドベンチャー映画です。が、心を解放しないと、シュールすぎて笑えない。かも。わたしは、最初どん引きしてしまいましたw 中盤ぐらいから慣れて楽しめるようになりましたが……w 尻出過ぎではダニエル君。。。

森の中での出来事が完全に冒険ファンタジーで、想像力を掻き立てられる大道具にすばらしい映像美に、リンクされる音楽と、映像マジックはすごい。十徳ナイフの便利さがファンタジーに描かれているという前例のないオリジナリティあふれた映画です。

先も想像できない二人の行く先に、身をゆだねるしかないのですが、最後、人の住む街にたどり着いたとき、安心感よりもなぜかどこかがっかりした悲壮感すら感じてしまう現実がそこにあって、それはきっとこの映画のいいところをちゃんと受け止められたかなと思います。

制作スタッフはMVに長けてた人たちらしく、さすが映像と音楽のリンクがすばらしいです。バスの部分ほんとに良く出来てる。音楽に比べて脚本はちょっと訴えてくる部分が弱かったので、次作に期待。なんて偉そうなこと言えないですけど。そう思うほど音楽と映像美がすばらしかったのです。

今年一番のインパクト映画でした。


劇場入ったとたんびっくりしたメニーくん。


17.09.24