(C) 東映アニメーション・ニトロプラス/楽園追放ソサイエティ
『楽園追放 -Expelled from Paradise-』iTunes Storeで配信されていたHDレンタルで見ました。劇場版公開とほぼ同時に配信とは珍しいケースです。
すごおもしろかった! 全編フル3DCGで、メカニックな部分はもちろん、色彩も鮮やか、キャラもよく動いてとてもしぐさがかわいい! いままであった3DCGに見られるぎこちなさがずいぶんとなくなってて、これは明るい未来を見た気分です。どこかのインタビューを見たのですが、制作陣もこの表現には、新たなチャレンジをしたようです。
ストーリーは、そのハイテクな部分とアナログな部分で揺らめく心情に踏み込んでいたり、メカなのに、というギャップがすごくいとおしく表現されてて、これまたイイ!
ボディから中味が移動するシーンがあるのですが、生身の人間なら死を意味するところ、ここでは移動ができ、ちょっと宗教的な魂の概念の部分に触れていたのも興味深かったです。
キャスト陣もアンジェラバルザックの釘宮理恵さんはもちろんかわいかったんですが、ディンゴの渋さを三木眞一郎さんがすごくかっこいい! もう物語シリーズの恋物語の貝木以来、三木さんのかすれ声が好きになっちゃって、ディンゴは貝木よりも若い感じなんだけど、やっぱり渋くてかっこよかった。
淡々と話す神谷浩史さんのフロンティアセッターに泣かされるんではないかと、ハラハラしました。そうゆう情を秘めた話し方をするんですよね。
全編通して、それぞれに長けている要素が集まった今年の3DCGの最高傑作だと思います。