カエルニッキ

ド・ザイナー。

舞台『ガラスの仮面』


17日は、青山劇場で公演中の舞台『ガラスの仮面』を観てきました。3日目夜の部です。初めての人にもわかるような、知っている人にはいいとこどりのチョイスがわかるような、素晴らしいガラスの仮面空間を創りだした舞台でした。

前半、舞台装置を駆使して、短い時間に細かく名場面、名台詞を盛りこんでて、かなり効果的な演出でした。台詞が多く、少々早口(駆け足?)なのが気になりましたが、初めて見た人がわかるぐらいの内容だったらしく、それは素晴らしいことだと思いました。

後半、劇中劇「ふたりの王女」中心の流れで、こちらは丁寧なセリフ回し。くわえて、ちゃんと笑える部分も取り入れて、自分の原作コミックの世界観よりも、かなりいろいろな可能性が広がった演出で感動しました。

役者の人たちもみんな素晴らしい。パンフのA写見ただけでは想像つかないステージ上での変貌ぶりは、まさに、皆さん仮面をかぶっていらっしゃいました。

特に、原作でもすごい人なのだけど、舞台の上の月影先生のオーラが半端なくて、パンフ見たらやはり元宝塚の人でさすがだと思いました。ガラスの仮面でもよく言われている“華”そのもので、存在が舞台全体を包んでいたようにも感じます。

それから速水社長の王子様ぶりがすごい! これは少女漫画に出てくる王子様のリアル王子様。劇中、お姫様抱っこを3回もしましたよ! 「チビちゃん」のセリフ通り、マヤ(貫地谷しほり)156cm、速水(小西遼生)182cm(ウィキより公称値)と、身長差もあり、二次元の再現が三次元でされると最強だなって思いました。

速水社長の役者さん、牙狼の人なんだよね。牙狼の時もかっこ良かったと思っていたけれど、こんなにイケメン過ぎるかっこよさだったとはびっくりです! 好きになってしまいそう。

というわけで、千秋楽近くにまた見にいく予定です。