かねてより憧れだった首都圏外郭放水路の調圧水槽、通称巨大地下神殿に行ってきました。向かったのは、地底探検ミュージアム 龍Q館。今回の見学会は特別で、参加費無料、予約不要で、8年ぶりにポンプ室や、吸込口のインペラ(羽根車)を見ることができました。地下神殿は、異世界! 異空間でした! 見よ、この柱を、見よ、この奥行きを!
このあたりを流れている何本かの川。それぞれの川に通じている5つの立坑から増水した水を、6kmからなるトンネルで通してここに一旦集められ、すぐ裏の江戸川に流されるのです。なんども水害にあったこのあたりの一大事業です。
どこからか神秘的な雰囲気をさらに盛り上げるコーラスが聴こえてきたのでテープかなー?と思ったら、生のアンサンブルが。エコーがかかって素晴らしい歌声でした。
見学してる人で、自作の連装砲ちゃんがいたので、撮らせてもらいました。仮面ライダーと素材が同じらしいです。両手? 羽? これが稼働します。すごい!
これがインペラ。巨大地下神殿に溜まった水を、この羽根車が吸い上げて江戸川に流すのです。巨大で分厚い羽です。
巨大地下神殿、入口は資料館の横の通路から降りて、出口は神殿を通った突き当たりの階段を登るのですが、出たら広場の奥だったと、その広さにびっくりします。
そして別の建物から行けるポンプ室。地下神殿に溜まった水を、この4機が、1秒にプール一杯分吸い上げるとか。エンジンはガスタービンで、ジャンボ機のを改良したもの。床のチェックの模様がモダンな雰囲気。
ガスタービンのなかにある燃焼筒のモデル。
そしていつの間にか、資料館の一階にたどり着きます。資料館では地下巨大神殿でかつてMVを録った水樹奈々ちゃんのサインが飾られてありました。他にもいろんな人達のサインがあったのですが、こちらだけ別格の扱いでした。
司令室。誰もいませんでした。きっと大雨の時とかいるのでしょうか。
近くではシアターもあり、アニメと実写を合わせたこの設備の物語がながれてました。ポケモンみたいなキャラと子供たちが協力して水の反乱を止めるのですが、声がどこかで聞いた人のような声でした。結構ちゃんとした作りでした。
屋上からの眺め。前の広場では彩流の川まつり中でにぎわってました。この手前から、広場の向こうまで、地下神殿です。これだけ広いとは壮大です。そしてこのあたりでは洪水の被害がもうないところなんですね。
外にはトンネルを掘る時に使ったシールドが、密かに時計になってました。
ところで、彩流の川まつりのイベント中の、踊りの人がかっこよかった。広場には出店がひしめき合ってて、手作りワッフルから、地元の名産物から、各地の名産物が出店しててカオスでした。
iPhone5sのスローモーションで録った踊りの一瞬
今回はあこがれの巨大地下神殿にいけてよかった。出たばっかりの頃買ってた、『ニッポン地下観光ガイド』に載ってたのが、気になってて、ようやくクリアした感じです。普段も予約すれば地下神殿は見学できるようです。
【参考サイト】
- 作者: 小島健一,栗原亨,小林哲朗,津村匠
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