カエルニッキ

ド・ザイナー。

UPLINK『この空の花―長岡花火物語』


(C) 2011 「長岡映画」製作委員会 PSC
上映セレクトが秀逸なUPLINKアップリンク)で上映された『この空の花―長岡花火物語』を観てきました。すごい映画でした。

独特の語り口調の形態で、新潟の長岡の何度も戦争と天災に襲われながら復興を遂げてきた人たちの歴史と、東日本大震災と、長岡の花火と全てが繋がっていくドキュメンタリー調の映画です。人々の声が痛烈に入り込んでる厳しい現実なんだけど、劇中劇もあって過去と未来を行ったり来たり、ある意味ファンタジーな世界。起こった歴史を紐解くと、意外な事実がわかったり、とても盛り沢山な内容なのだけど、分かりやすくまとまってて、最後の大団円はすばらしいものでした。

前に向かって進み続けている映画だったと思います。

劇中で歴史ナビゲーター的な役割で、一輪車の女子高生が出てくるのですが、この女の子が、実際の一輪車世界チャンピオンの猪俣南ちゃんといって、新人らしいのだけど、聡明で美しくてかっこよかったです。