カエルニッキ

ド・ザイナー。

『僕達急行(ぼくきゅう) -A列車で行こう-』


(C) 2012『僕達急行』製作委員会
『僕達急行(ぼくきゅう) -A列車で行こう-』を観てきました。出演者から予想して、ちょっと鉄分の入ったゆるい恋愛映画かなあと思っておったのですが、思いのほか鉄分豊富で、色鮮やかで、さわやかな鉄道映画でした。


全体的にたどたどしく少々野暮ったい演出のペースで、独特の空気感がありました。話の内容は鉄道と仕事に打ち込む若者が、自分たちの手で運を掴んでいこうとする前向きな話なんですが、その話の間に必要以上に鉄道のシーンがたくさんもりこまれて、ストーリーだけを観てしまえば間延びした感じになりますが、そうじゃない。これはただただ、鉄分豊富な映画なのです。


鉄ちゃん2人と観に行ったのですが、関東の鉄道はほぼ全線出て、あと九州方面の鉄道がよく出てきていて、あの車両の見える場所はどこなのか、あの部屋はどこなのかとか、なかなかネタが豊富で映画を見たあとの鉄解説がおもしろかった。そんな熱くなる映画です。


ちなみに鉄が大好きな京急はたくさん出てきたのですが、そのなかでもときどき出てきた京急蒲田の小玉工場の近くという設定の歩道橋のシーン、蒲田じゃないらしい。どこだー。