もっか節電開館中の国立新美術館で開催中の「シュルレアリスム展―パリ、ポンピドゥセンター所蔵作品による―」を観て来ました。行ったのは雨降りの午前中、空いてました。
印刷物でしか見たことなかった絵を間近にドキドキ。好きな作家ばっかりでたのしかった。
ルネ・マグリット「赤いモデル」「秘密の分身」「陵辱」、ジョアン・ミロ「シエスタ」、イヴ・タンギー「岩の窓のある宮殿」は昔から眺めてたので観られてうれしい。
おもしろかったのが「甘美な死骸」というお絵描き遊び。5Wゲームのイラストバージョンみたいなもので、3,4人で1枚の折り込んだ紙の上に人物や動物の身体の一部分を描き込んで、紙の端には描かれた継承の接続部分だけが見えるようにして絵を完成させるもの。でき上がるまで描いた人達もわからない。これは、それぞれの個性が出まくって強烈なできあがりになってました。
自分みやげに、フランシス・ピカビア「仔牛の崇拝」のポストカード一枚。全然関係ないところでびびって買ってしまった。というのも、昔、デイヴィッド・リンチの『ツイン・ピークス』のPVのようなビデオがあって、その中で「in to the night」の曲の時に出てきたヤギのような羊のような(たぶんサタン?)のとイメエジがそっくりで、ガーンと来てしまった。。怖くないですか、この絵。コワイです。買っちゃいましたけど。シュルレアリスム展、他にも怖い絵はたくさんありますが、これがいっとう怖かった。
美術館内は節電営業でカフェなども休業してました。雨でちょっと薄暗く空いてて静かな美術館もまた、しっとりとしていいものです。つか、普段は絶対あり得ない空き加減。行くなら今。
「シュルレアリスム展―パリ、ポンピドゥセンター所蔵作品による―」
期間:2011年2月9日(水)〜5月9日(月)
休館:※毎週火曜日休館(ただし5月3日は開館)
時間:10:00〜18:00 ※金曜日は20:00まで
料金:1,500円(一般)、 1,200円(大学生)、 800円(高校生)
場所:東京都港区六本木7-22-2