カエルニッキ

ド・ザイナー。

イタリアで見たものいろいろ

イタリアネタはこの辺で打ち止め。

ヴェネツィアの海の色。時間帯によって色が美しく変わるヴェネツィアの海。絶景です。

ローマ-ナポリ間の高速道路から。Windowsの壁紙のような風景が続きました。

途中事故車があって、丸焼けで消火活動されてましたが、煙の流れ方がT字になってて不思議でした。

イタリアの切手。Air MailとJapanを赤字で書いておけば、日本の住所は漢字が入っていても大丈夫らしい。0.85ユーロの切手で絵はがきが送れました。このハガキ、イタリアの火曜日に投函したハガキが日本の金曜日に、3日で届きました。10日以上かかるとガイドブックに書いてあったのでびっくりです。

観光地で絵はがきと一緒に、切手とポスト投函サービスを始めたら、外国人観光客に喜ばれるのではないかと思ったけれど、そんなまめなことしなさそうなイタリア人。

そんなことを思うぐらい、移動しつづけるツアー中に、切手と買うのと、ポストを探すのが大変でした。切手はTabacchi(タバッキ)というたばこ屋さんにたいてい売ってるのですが、現地ガイドさんに頼んで買ってもらい、添乗員さんに頼んでポストへ投函してもらいました。国外へのポストは青かった。

観光地にある売店はとてもご機嫌な店構えで、見てるだけで楽しいです。

イタリアでもキティちゃんが人気。現地ガイドさんもトートバッグ持ってて、「大好き! でも高い」ですって。

イタリア人はなかなか外出先ではお手洗いに行かないらしく、ツアー中はチップの要らない美術館やレストランで我々日本人は済ませておくように忠告されました。ヴェネツィアなどの観光地ではお手洗いのチップが、0.5ユーロからピーク時の2ユーロまで変動があるらしいです。ちなみに入り口にある1.5ユーロの料金入れに、2ユーロいれてもおつりは出ない大らか仕様。

フィレンツェでは、馬車と車が同じ路地を同じように走っていたり

ローマ辺りではぼこぼこの石畳を路線バスと車が走っていました。このボコボコの石畳は時々石が抜けているのもあって、うっかり足をひねっちゃったりしそうでキケン。カートの車もぽろっと取れちゃった、なんて話も聞きました。

ナポリまできたら、高層ビルが目立ってましたが、地震で前のビルが壊れたとのこと。新しいくガラス張りのビルが建っていますが、丹下健三設計ビルだそう。

ナポリに来て初めて洗濯物を干している建物をたくさん見ました。景観に心配りのある地域と、そうでない裏の部分両方が見られました。お向かいのお家と相談して洗濯物を干すロープを張って干している、ヨーロッパ独特の風景が、バスからでしたがちらりと見えたー。

イタリアは南北に長細いブーツのような形をしていて、それぞれ小国の集まりだった歴史もあり、土地によって、街の雰囲気がまるで違い、現地ガイドさんもその個性が強烈でおもしろかったです。何度も戦に巻き込まれた北方面のミラノのあたりは、完全にビジネス街となっていて、車も多く、午後に昼寝をするシエスタもないそうです。

ローマ以南になると、まだまだシエスタは現役で、お昼に休むお店も多いとか。あと海の向こうからの外国人が毎日たくさん難破船で漂流してきて、中国・イタリアマフィアのお仕事をお手伝いしたりして生活しているのだそう。外国人を受け入れないと諸外国から非難を浴びるし、でも国内もユーロになってからどんどん物価が高くなって楽な感じではなく、いまイタリアを悩ませている問題なのだそうです。

ちなみに犯罪で一番多いスリというのは、漂流してきた外国人ジプシーが子どもにやらせたりしているのだそう。ジプシーの人たちが集まって住んでいる地域がローマの郊外、高速道路から見えました。ただ、スリを追いかけて殺されたとか言う物騒な話がないのがお国柄なのでしょうか。

トリノオリンピックに備えて作っていたミラノの地下鉄工事が、未だにおわっていなかったり、世界遺産にスプレーらくがきがたくさん施されていたり、狭い路地でもみんなでよけながら通ったり、効率のいい便利さを求めない「まいっか」の精神には最初驚きましたが、ある時から癒されるようになりました。

同じ時を、日本では5分の電車遅延でキリキリしているビジネスマンが居るかと思うと、西洋人て、のんびりマイペースで、挙動不審な人は少ないし、要領いいのだなと感じたり、見習いたい部分ではありました。

異文化に触れるというのはとても刺激的ですね。日本の良い所を再認識できるし、また機会を見て海外へ行って見たいです。長々とお付き合いありがちょーございました。