カエルニッキ

ド・ザイナー。

ナポリ、ポンペイ観光

ごきげんよう、お姉さま。今日はポンペイ遺跡とナポリのサンタルチア港を散策してきました。

灰に埋もれた悲しみの古代都市ポンペイ(Pompei)は日本で言えば弥生時代の末頃とか。

その頃から健康ランドのような温泉施設に、運動場、などの社交場ができていたというのだから歴史の深さに驚きです。更に天窓に数ヶ所穴を空けて、一日中光が差し込むようにしていたりとか、建物内は床暖房、水洗トイレなどもあったといいます。

火山の噴火で一瞬にして灰に埋もれた人たちの、模型?がいくつか展示されていました。こちらは鼻と口を手で覆っているように見えます。ガスがすごかったらしいので、手で防いでいたのでしょうか。その他、胎児を守るようにうつぶせになっていた妊婦や、歯がむき出しになっていた犬の姿がありました。発掘された遺跡から空洞になっていた部分にセメントを流し込んで作られた形だそうです。

そして今なお発掘中の遺跡。イタリア全土、どこ掘っても遺跡が出てしまうので都市の方では下手に掘って地下鉄工事が滞ってしまったりするので、そのためにあまり交通の便利なように作り直せないそうです。そこでもイタリア人のま、いっか精神が生きづいています。

ところで、このあたりの松ぼっくりはでっかいです。

その後はナポリ市内へ。サンタルチア港からヴィスヴィオ火山のすそ野がキレイに見えました。この辺りは海岸沿いに広い歩道がつづいていて、広々とした道ととてもぜいたくな景色で美しいです。真っ青な海岸には、まだまだバカンスしたい船たちでいっぱいです。イタリア人のことのほか日に焼けることへのこだわりにはびっくりです。バカンスで日焼けしなかったら恥ずかしいんだとか。この山の向こうにアマルフィがあります。

数年前にあったナポリサミットの時に、当時の村山首相が気分が悪くなって入院した病院や、泊まった5つ星ホテルなど見てきました。

ナポリの都心にはローマやフィレンツェなどに観られなかった近代ビルが建ち並び、古い建物と相まって独特の景観を作り出していました。地震で崩れた建物の跡に近代ビルが建てられたとのことですが、そのいくつかのビルは丹下健三設計だとか。地震大国日本への信頼度が高いと思っていいですよね。

最後に、『カーズ』にでてくる、マックィーンの親友・中型レッカーのメーターそっくり! A1という高速道路でローマ、ナポリ間をバスで通ったのですが、途中休憩した修道院ゆかりのサービスエリアにてみかけました。かわいい。