カエルニッキ

ド・ザイナー。

フィレンツェ観光

ごきげんよう、お姉さま。今フィレンツェにきています。

朝からウフィツィ美術館(Galleria degli Uffizi)巡りで、濃厚な絵画をたくさん見てきました。ボッティチェッリの『ビーナスの誕生』『春』が観られて感動。本物なんだと思うと、本当に感動です。

その前にある、シニョーリア広場ではいくつもの石像を見ましたが、ミケランジェロのオリジナル「ダヴィデ像」があるアカデミア美術館では、オリジナルのダヴィデ像を見学してきました。

保存の意味で、シニョーリア広場から持ってきたものです。血管の筋が浮き出ているところが生々しく、解剖したことがあるのではないかと一説ではささやかれていたらしい作者のミケランジェロですが、本当に細部までの筋肉のつくりといい、脈が動き出しそうでした。

美術の本に出てくるような有名な絵画が、こんなにもたくさんあるとは、イタリアはすごいです。

その後は、フリータイムのウォーキングコースで、ドゥオモのクーポラへ登ってきました。

400段ぐらいある階段を登り、

フィレンツェの町並みを見下ろしました。とても晴れていて日差しが強く真っ青な空と、オレンジ色の屋根の町並みがくっきりと栄えていて壮観でした。

景観を大切にし、古い物を大事に使う、便利さをそれほど求めないというイタリア人は、いまだに石畳の道を残し、道幅が狭かろうと広げようとせず、そのままの状態で、“ま、いっか”精神で使うそうです。ヨーロッパの中でも特に長寿大国の理由がここにありそうです。

その後はサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(Cattedrale di Santa Maria del Fiore)のそばにある、現在のドラッグストアの前身でもあるサンタマリアノヴェッラ薬局でお買い物。東京の百貨店にも支店があった様に思いますが、本家は種類が豊富とのこと。

身体に優しい石鹸やオイル、はたまた紅茶などもおいてありました。内装がとにかく美しいところで、お店のような値札がなく、口頭で聞く昔ながらの販売方法でした。

フィレンツェのホテルはクラフト(Kraft)というところ。中央駅とアルノ川の間に位置する、イタリアはどこでもそんな気がしますが、格調高いステキなホテルです。