(C)2008 Rhombus Media/O2 Filmes/Bee Vine Pictures
全世界、失明。の『ブラインドネス』を観てきました。目の前が真っ白になって見えなくなってしまう症状が、どんどん伝染して行く怖い話。これは怖い。
興味深かったのは、みんな目が見えないとこんなふうになるんだという部分。追いつめられた状況で汚いとか恥ずかしいとかの感覚が麻痺していくさまや、そこで行われる理不尽な行為に反応する、人間の意外な冷たさや、温かさが際立っていました。
音楽が怖い感じじゃなくて、ちょっとコミカルだったり優しげな感じで、これが映画全体の雰囲気を包んでいる様に思いました。ただのパニック映画になったかもしれない題材だけに、あえてこうゆう感じにした音楽は、一味違って好きです。