カエルニッキ

ド・ザイナー。

『闇の子供たち』


『闇の子供たち』を観てきました。タイの子供たちの人身売買の話でしたが、演技はともかくそれ以上にインパクトのある内容でした。目の前に流れる出来事を、何とか自分の中で理解しようと必死でした。

  • 貧困な地域で、8歳になった娘を売って、テレビや冷蔵を買った家族。
  • 売春宿に囲われてる子供たち。
  • エイズになれば、ゴミ袋に入れて捨てられ、お客の要望に応えなければ体罰を受ける。
  • 西洋人客が、男児の性器にホルモン注射を4本打ってショック死させたところ、金を払って解決。(後で知ったのですが、これはバイアグラだった模様)
  • 人身売買を斡旋している男も、昔は日本人に買われて性的虐待を受けていた。「日本人を心の中で何度も殺した」と言っていた。
  • タイで行われる、日本人の子供の臓器移植が、予定された手術日に行われるよう手配される。
  • 子供の売春の客の多くは裕福な外国人観光客。

この映画はフィクションで、実際、子供の心臓移植について日本人がタイで心臓移植を受けた例はないらしいです。

どこまでが本当で、どこまでがフィクションかわかりませんが、最後の最後にズズーンと重いとどめを刺されました。すごい挑戦した映画だと思います。