カエルニッキ

ド・ザイナー。

『アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生』


ジョン・レノン暗殺の数時間前の伝説の写真を撮った、世界一有名な写真家『アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生』を観てきました。すごい面白かったです!

名前は知らなくても、彼女の撮った写真なら見たことある人はいるのではないでしょうか。デミ・ムーアのヌード写真は、よく覚えてる。ハリウッド女優の大胆なポーズに、こんなのありなのか! と、当時はびっくりしたものです。

軍事基地を転々とする家庭だったため、車の中が家族、車窓から流れる風景を見ながら育ったという、アニー・リーボヴィッツの生き様は常に移動してるかのようでした。撮ることにどん欲で、柔軟で、悩みながら、傷つきながらも前に進み、それはそれは惚れ惚れする生き方です。

映画は淡々とドキュメンタリーで、感動的な盛り上がりは特に作られていないけれど、オノヨーコの独特な語り口のところはうるっときました。

おこがましいけれど、彼女の「記録を残したい」という言葉にはとても共感できるものがあります。

これからはもうちょっと人物を撮ってみたいと思いました。カエルの近くにいるシトたちへ、いつもよりシャッター回数が増えるかもしれませんが、よろしくお願いします。

元気の出る映画でしたが、案の定なんか撮りたくなってしまいました。写真はチューリップと劇場。