カエルニッキ

ド・ザイナー。

『岳』1・2・3巻

『岳』

山岳救助の物語り、『岳』を3巻まで一気に読みました。ああもう、自然て大きいね。山登りしなくても、登ったときに感じる自然の厳しさや素晴らしさが、伝わってくるようなすごい漫画。

この漫画の主人公サンポは、北アルプス山麓に住む(テント)青年。過去にたくさんの山を知り、今は日本に戻って長野の知り合いの管理する山岳救助隊の、困ったときの神頼み的存在。

軽装で遭難したシトを見つけたとき「よくがんばったね」とかけるひと言が、とてもとても重みがあります。確かにちゃんと装備をしてなくて遭難したシトは、いろんなシトに迷惑をかけて、非難されて当然かもしれないけれど、それでもサンポは「エライエライ」と褒めてあげます。

この心の広さがすばらしい。山を嫌いになって欲しくない、また登って欲しい。そうゆう願いがこもってるんだと思います。細かい理屈がなく、雄大な風景も多く、読みやすい。チョーお勧め!