レディースディーだと思って行ったら、そんな制度なかったK'sシネマ。(く…)そこで『紀子の食卓』を観てきました。
3時間、長かったけど長くなかった。話が進んだり戻ったりして、だんだんと真理に近づいて行くような感じで、それでも答えが出なさそうなかんじで、最後まで気が抜けない映画でした。これを言っては怒られるかも知れないけれど、家族だからって一緒にいて幸せとは限らない。でも離れていても、堕ちて行く時は一緒なのが家族かも知れない。
インターネットで知りあったシトと実際に会うという行為に対しての反応が、「あ、そう」なのか「信用できる相手なのか」と、人によって違うように、人それぞれの理解しがたい部分が交錯していた。考えすぎると狂っちゃうかも知れないような、怖さがありました。受け取る側によってはどうとでも変わるすごい映画だ。もう一度見に行きたい。
そうそう、古屋兎丸が出演していたのだけど、あとで調べたら「自殺サークル」という漫画書いてて、この映画の監督園子温の映画でもあったらしい。それ読みたい!
劇中に出てきた廃墟ドットコムのサイトは実際にあったけど英語でわかりませんでした。→haikyo.com