カエルニッキ

ド・ザイナー。

as himself『ユナイテッド93』

『ユナイテッド93』『ユナイテッド93』(ブラウザ落ちる可能性アリ!)を観てきました。2001年9月11日にアメリカで起きた同時多発テロで、犠牲になった飛行機は全部で4機。1機目のアメリカン11便と2機目のユナイテッド175便が立て続けにワールド・トレード・センターに激突。そして、3機目のアメリカン77便がペンタゴンに墜落。そんななか、ターゲットにたどり着くことなく、ペンシルバニア州シャンクスヴィルに墜落、犠牲になったのが、ユナイテッド93便。この映画は、そのユナイテッド93便で起こったことをリアルに近づけて再現した映画です。

管制塔や軍関係者の演出がものすごく生々しくて、実際の現場はもちろん知らなかったのだけど、当時の混乱ぶりが伺えます。ワールドトレードセンターに1機目が激突し、レーダーから消えた別の飛行機を追ってくうちに、その飛行機が肉眼で確認できるほど下降してきて、そのまま目の前のビルに突っ込んで行くシーンは血の気が引いた。

ユナイテッド93便の中で思ったこと。ファーストクラスのところにしかないのかも知れないけれど、クレジットカードで外にかけられる電話機があった。ケータイでつながればいいけれど、一応頭に入れておこうと思った。

ドキュメンタリータッチなので、ヒーローもいないし、感動的に盛り上げられる場面もない。けれど、最後のエンドロールで出演者がas himself(つまり本人)とありました(なぜか前の席のシトが教えてくれた)。あの日のテロを知ってるシト達が、この事実を伝えようとしたのだと思うと、とても熱い気持ちになりました。観て良かった映画でした。