カエルニッキ

ド・ザイナー。

世界を相手にするということ

杉の森翌朝は大晴天。朝起きて驚いたのが、まず泊まった民宿の周りに意外に民家やペンションがあったこと。夜着いた時は灯りがなかったので、野中の一軒家のような感じがしていました。ですが、民宿周辺をちょいと散策をしてみたのらすぐ舗装路が切れ砂利道に。その先はもう民家もなさそうな峠道っぽい感じでした。京都と言っても市内からとても離れたところに来たんだなーと実感。ここに住んでいるシトたちは、ケータイとか使ってないのかしら。

JR周山再びバスで2時間ほどかけて峠を越え市内へ。まずは妙心寺へ行き、膨大な敷地の中を散策して回りました。目を引いたのが瓦の形。ぷちっとクリームをのせたようにおわしますもの、なんていうかわかんないけど、その屋根によっていろいろな形があってオモチロかったです。

雷電嵐山駅そこから歩いて京福線の御室駅まで。途中住宅街を通ったりしたのですが、電線や、ネコや、いろいろな発見がありました。そして、再び竹林のある嵐山へと向かったのです。

杉の森前日の雨の早朝とは打って変わって、晴天の昼間、たくさんの観光客でごった返していた嵐山駅。人に流されるまま、カエル、勘違いして改札を出ちゃって、ホームにあった足湯に入り損ねたー! ぐやじい。京都で悔いを残したと言えば、この足湯ぐらいか。

竹林の中人がたくさんいてびっくりしたけど、竹林は美しかったです。風がさわさわと通り抜けて、すごい気温が上がっていたのだけど、笹の音のせいか竹林の中は涼しかったー。

独特の色がたまらないその後はJR線で二条城へ。染み付いたような味のある色をした外観は、ものすごい威厳を感じました。城内は撮影禁止だったので、あの壁紙たちを目に焼き付けてきました。殿様はすごいこだわり屋さんだったのですね。床がキュキュキュ鳴ってたにゅ。

清水寺から見た夜景二条城のあとは地下鉄で清水寺方面へ。地下鉄、駅によって色が違ってオモチロかった。円山公園で、ちょいとまったり水鳥を見て、閉館間際の清水寺へ向かいました。途中のねねの道とか、二年坂とか三年坂とか通りました。人がいた方がおもむきがあっていい写真が撮れそうでした。清水寺自体は、ちょいと入ったところで夜景をとるだけに終わってしまったけれど、これがまたすばらしい景色でした。前に来た時よりもカメラが良くなっていたので、撮りがいがありました。

京都宇宙ステーション朝ご飯パワーで一日乗り切った感じですが、もうその頃にはへとへとで、京都駅でご飯たびたり、寝台車の時間までのんびりすることに。いやいや、京都駅すごい! 空中遊歩道みたいなのがあって、そこから修理中の宇宙船をながめられるようなかっこいい作り!! 登っても登ってもどこまでも続く階段。探れば探るほどすごいですね。たまたまかもしれませんが、ご飯をたびたところはどこもおいしかったし、接客も丁寧とかいうまえに、段取りの良さというところがあって、合理的な感じがしました。別にそれが不快感を感じるわけでもなく、むしろ納得してしまうような。

たとえば閉店になったら、店は閉めるけどオープンテラスはてけとうに使っててイイヨみたいな。お客としてもそのほうが気楽でいいね。それにしても京都駅って、アベックがちちくり合うような場所がたくさんありますね。そうゆう点では夜景がきれいなスポットが、もうかなりの配慮がされていると思いました。

京都とひとことでは言い切れませんが、お寺の規模といい、お店の接客といい、街全体がとても高いところに意識があると感じました。さすが世界を相手に観光地やってるだけあるにゃー。

京都写真は別ペエジにて公開してますのでキョーミのある方はドーゾ。(重いヨー)
2005年秋 京都の旅

【今回の行程】

7日
pm23:00 東京駅―(寝台車銀河)―京都駅 am06:00
8日
京都駅―嵐山・竹林―清涼寺―京都駅・昼飯―東本願寺―京都駅―(バス)―周山―(バス)―小塩・宿(泊)pm19:00
9日
am09:30小塩・宿―(バス)―周山(バス)―妙心寺―(徒歩)―御室―(嵐電)―嵐山・竹林―二条城―(地下鉄)―東山―(徒歩)―円山公園清水寺―(バス)―京都駅・夕飯 pm23:00―(寝台車銀河)―東京駅 am06:00

ちなみに8日24771歩、9日28023歩でひた。