カエルニッキ

ド・ザイナー。

志を得ざれば再び此地を踏まず

野口英世記念会館四谷四丁目の交差点からちょっびっとあるったところにある、野口英世記念会館に行ってきました。記念会館には生家で使われていたような、農家にある道具とか、外国から貰ったいろんな勲章とか、たくさんの名誉とか栄誉がありました。

野口英世は小さい頃から本で読んでいたのですが、あらためてツゴイシトだったんだなあと思いました。お医者が病原菌の勉強するのに、日本よりも外国の方が研究が進んでると言われて渡米するのですが、そこでは他の外人研究者よりもたくさんの細菌を発見したりして、かっこいいのです。みな英世の研究熱心さに度肝を抜かれたらしいです。

福島県猪苗代湖にある野口英世の生家に行ったことがあるのですが、野口英世記念館として、一般公開されてます。お母さんのせつないお手紙が、拡大されて壁一面に貼られてました。「帰ってきてください」という、とても寂しがってる文面です。その時英世は外国で大活躍中で、それどころじゃなかったみたい。それはなんかわかるなー。

生家には赤ちゃんの頃、手を突っ込んでしまった囲炉裏とか、上京する前に柱に刻んだ「志を得ざれば再び此地を踏まず」という言葉が残されています。カエルも中学校でお世話になった先生に野口英世と同じ言葉を言って、上京しました。先生はテンボーじゃないけど、右手の中指が人さし指と薬指に別れていて、指が4本しかなかったんですが、文字がとっても上手でした。

いつだったか先生がそんな手をしてて、どうして字がうまいのか聞いたら「がんばったからね」の一言が返ってきました。そのときは素直に受け止めていたけど、今考えたらきっと想像も付かないぐらいがんばったんだろうなと思う。学校で一番優しかった先生でした。ちなみにその頃から学級新聞の編集とかやり始めて、カエルがそっち方面に向いてるんじゃないかと言ってくれた先生でした。

で、結局「志を得ざれば再び此地を踏まず」といのはまだ実行中だったりします。