以前読んだ横山秀夫の『クライマーズ・ハイ』がきっかけで、群馬県は御巣鷹山へ、日航機が墜落した現場へ行ってきました。8月12日が事故から19年目にあたる日で、当日は一般の登山者は午後から登るようにと時間制限がされていたようでした。行ったのは14日ですが、まだ多くの人が訪れてました。
登り40分下り30分とわずかな距離ですが、尾根にはいろいろな人たちの思いがあり、知られざるものも多く残されていたと思います。重々しい空気を背負いながらも、山の緑や沢のせせらぎが、あい反してきれいだったのが、いっそう悲しくもあり、勇ましくもありました。
れぽおとペエジを作りましたので、興味のある方はどうぞ。
●御巣鷹の尾根へ
ちなみに去年、本の感想を書いた2003.12.18のカエルニッキ↓
疲れを忘れて一気に読んだ。この本こそが、クライマーズ・ハイだ。いい言葉がたくさんあった。気迫――自然と熱いものが込み上げてくる感覚。組織の中での生きかた、家族、岩に手をかける感触。どれをとっても不要なものはなかった。全てが必要だった。そう思える一冊でした。仕事に疲れたら、ぜひ読んで欲しいです。
【関連リンク】
●日航機墜落事故 東京−大阪123便 新聞見出しに見る15年間の記録(読んだ後だからこそ引きつけられる、見出しの奥につまった出来事。)
●日航機御巣鷹山墜落事故より18年(『クライマーズ・ハイ』を読もうと思ったきっかけのひとつです。)
●私記御巣鷹山航空機墜落事故(検視や身元確認を担当した警察医の記録。本ではわからないまた別のドラマがありました。)