カエルニッキ

ド・ザイナー。

中村橋 まめせん


せっかく中村橋まで来たので、ちょいとぶらぶら商店街を歩いていたら、引き寄せられるようにまめせんさんにたどり着きました。

常連ぽい男性と女性が店前のベンチでコーヒーを飲んでいて、私が店内に入ると、奥にいる店主に私が来たことをお知らせしてくれました。なんだかあったかい。


店主は気さくにどんな味が好みか聞いて、丁寧に説明をしてくれました。


これはどうか、と勧めてくれたのがブラジル セラード ブルボン ピーベリークラシコ という実がひとつしか付かないらしい、粒の小さい豆と、この季節だけやってくるという限定のブラジルさくらブルボン。


すごく説明が上手で、ついつい2つとも買ってしまいました。豆の並びもわかりやすく、大体左から右へ、だんだん深煎りになっていくイメージでコーヒー豆色がグラデーションになってました。

私が買い物をしている間にも、次々お客さんが来て、老若男女に大人気のお店でした。こういう自家焙煎のお店で、人が集まる店主のお店いいなあ。出先で出会った地元密着型、コーヒー豆の自家焙煎のお店巡り、最近の密やかなブームです。

有限会社まめせん (まめせん)
営業時間:09:30〜18:30 
定休日:月曜日
場所:東京都練馬区貫井1-7-24 ハセガワビル 1F
tel:03-3825-1373
禁煙



この季節だけあるブラジルさくらブルボン(写真左)。早速飲んでみたけど丸くて飲みやすい好みの味! 一粒が小さいブラジルセラード ブルボンピーベリー(写真右) は、さらにスッキリした飲み心地で、2杯続けて飲んでしまいまいた。店主セレクト当たりです。


21.04.02

「電線絵画展-小林清親から山口晃まで-」


練馬区立美術館で開催中の「電線絵画展-小林清親から山口晃まで-」を観てきました。電線絵画あまり見たことないので、今回の展示会は興味深かったです。

電線描写で好きなのは、アニメでは『エヴァンゲリオン』シリーズ、『西尾維新アニメプロジェクト』の物語シリーズ、『学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD』などなど。あと最近は、インスタのtepco.official写真がお気に入り。


展示は年代ごとに順路になっていて、最古の電線絵画や、反対派によって破壊されてた頃、災害、戦争などなど、電線から見る激動の歴史が見られた展示でした。さりげなくいたり、主役になっていたり、形も数も進化してて、あらゆる電柱の立ち位置が描かれている展示でした。

思いの外ボリュームがありまして、よく集められたなあと思うのですが、とりわけ「デンセンマンの電線音頭」のレコードジャケットが展示されていたのには驚きでした。『みごろ!たべごろ!笑いごろ!』(見てた? 懐かしい!) ↓これです

すぐ近くに電線にスズメが何羽もとまっている絵がありました。

それと、ガラスケースに入ってて、スポットがあたり、一見、国宝級の陶器に見えるガイシの展示が特に熱かった。こんな立派な展示……! でもガイシ! なんて思いながら見ました。この熱量ヤバいです。久々の鑑賞楽しかったです!

解説サイトですが、このキャッチコピーステキ↓
ドキッ!電線だらけの展覧会。高圧碍子もあるよ。

「電線絵画展-小林清親から山口晃まで-」
期間:2021年2月28日(日)~4月18日(日)
休館:月曜日
時間:10:00から18:00まで ※入館は午後5時30分まで
料金:一般1,000円、高校・大学生および65~74歳800円、
   中学生以下および75歳以上無料、
   障害者(一般)500円、障害者(高校・大学生)400円
場所:東京都練馬区貫井1-36-16


絵はがき買いました。気に入ったので3枚買ったのも。誰かに送ろう。


美術館前は緑地になってて、地元の人たちの憩いの場所っぽかったです。動物オブジェが楽しげでした。


きれいな桜が見られました。濃いピンクの重なる花びらきれい。ググったら八重紅枝垂(ヤエベニシダレ)っぽい。合ってる? 引きこもっているうちに外は桜が咲いていて驚きです。


西武線たまにしか乗らないので、たのしかった様子です。これは西武有楽町線らしけど、たまたま乗った車両が手すり付きで、おどろいたもの。これ、回転しそうな面構えだけど、いつ回転するんだろう。新しい車両でワキワキ乗りました。外観はちゃんと撮れませんでした〜。


西武線て、いろんな車両通るなぁと中村橋駅ホームでぼーっとしてたら、ギューンと丸い特急が過ぎ去って行きました! とっさに撮ったけどギリギリだった様子ですw これが特急ラビュー号。初めて直に見たけどこの丸み、宇宙的カコイイ!

21.04.02

『SURVIVE - EIKO ISHIOKA /石岡瑛子 グラフィックデザインはサバイブできるか』


ギンザ・グラフィック・ギャラリーで開催中の、『SURVIVE - EIKO ISHIOKA /石岡瑛子 グラフィックデザインはサバイブできるか』を観てきました。


土曜の豪雨の中、ほうほうのていでたどり着いたギャラリー。それなのに来場者は多く、入場制限で、整理券が配られていたけれど、だいたい15分ぐらい待って入れました。


ポスター書籍など作品の展示、映像、校正紙もちょこっとありました。撮影OK(一部NG)なのでさらに楽しいです。


あらかじめ念を押して書かれている指定紙が、「こうなりそうだから、こうならないように気を付けて」というような、的確でわかりやすい指示内容だったのは噂通り。


どういう打ち合わせをしてこうなるのか……。発注者の想像を超えたものを提出していたんだろうなと勝手に想像。



手作業で幾何学的な細かいお仕事の成果と原稿、ただただ圧倒される。


これあったなあというものや、これも手掛けていたのかーなんて印象強いものばかり。特にパルコの広告は当時の飛び抜けて目をひいてた思い出。


入口にあった、仕事の向き合い方を言葉にした、垂れ幕の名言集欲しい。

【会期】終了
前期[広告・キャンペーン]:2020年12月4日(金)~2021年1月23日(土)
後期[グラフィック・アート]:2021年2月3日(水)~2021年3月19日(金)

開催期間:2020/12/04(金)~2021/03/19(金)
時間:11:00~19:00
休館日:日曜日、祝日、12/28~2021/1/5
入場料:無料
参加アーティスト:石岡瑛子
会場:ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)
東京都中央区銀座7-7-2 DNP銀座ビル1F/B1
会場電話番号:03-3571-5206


見終えた後、無性に甘いものが欲しくなり、帰り道のパン屋さんボヌールで、ちょうど出来立てのチョコパンゲット。これ以上ないってぐらいおいしかった!


21.03.30

『シン・エヴァンゲリオン劇場版』


さらば、全てのエヴァンゲリオンシン・エヴァンゲリオン劇場版を観てきました。感想にネタバレあるかもしれませんので、未見の方はご注意です。

キャッチコピーや予告通りに、ちゃんと完結したことにまず驚き、後からじわじわ感動が湧いてきました。見に行って良かった! いい映画でした。

思い起こすと、エヴァはTVアニメ放送時やそれに続く劇場版と、わけがわからないままにして終わり、毎度裏切られた気分になっていました。でも、毎回見ちゃうのですけども。

序・破・Qは、TVアニメの頃の設定も引きずっていて、なかなか切り替えて見られてなかったという不器用さ。シンで、ちゃんと切り替えられたかなと思います。

個人的になのですが、気がついたのは、序・破・Qはもとより、過去のテレビアニメ、劇場版で、自分が理解できなかったことがひとつひとつ回収されていたことでした。すべてはわからないし理解が追いついてないところも多いけれど、見終えた後の感覚は納得!スッキリ! こうです。今までの終わったあとのモヤっとしたのがないエヴァです。

良かったところはいろいろありますが、浜辺で気が付くアスカに、ちゃんと「好きだった」と伝えた大人になったシンジが頼もしかった。

ミサトさんが最後に艦に残るところは、さながら『さらば宇宙戦艦ヤマト』の艦長のよう。作戦もヤマト作戦なんですけどね!

碇ゲンドウの知られざる過去に、庵野監督を垣間見た(私の勝手なイメージ)。言ってみれば、シンジにも感じてたことだけど、あのゲンドウの印象がガラリと変わった、今までになかったエヴァの新しさが良かった。

ビジュアル面では戦艦を手足のように使う形態が斬新。見た目インパクトあるのと、ディティールが細かすぎてもう一度見ないと理解できない。デザインも発想も表現力も圧倒されます。

村のシーンで、タッチの違う場面があって、こういうのも好き。毎回いろいろな挑戦をしているのだなあと思いました。

パンフレットの冒頭に「あらゆることの面白さを可能な限り詰め込んだ」というようなことを書いていた庵野監督。その思い入れすべてを自分の力で感じるには、理解力が全然追いついていないけれど、いろんな人の考察を見て、また見に行きたいです。

劇場公開2週間後に「庵野秀明スペシャル」 - プロフェッショナル 仕事の流儀 - NHKが放送されました。ほぼできてても書き直したパートや、ギリギリまでの練り直しに、スタッフが待ってる図、プリヴィズという手法を用いて作られていたという、さまざまなドラマのあった制作現場を知ると、ますます見たくなりました。
声優とのやり取りのところは特に胸が熱くなりましたねー。特に収録中の監督とのやりとりで、林原めぐみさんの「うん」が綾波すぎて!
NHKの番組スタッフにも物申していた模様が映っていて、番組自体のスペシャルバージョンになっていました。

追記【関連記事】

21.03.29

経堂 世田谷クミン


ずっと行きたくて、ようやく行けた! 世田谷クミンさん。野菜料理。すぱいす料理。curry。vegansweets。のお店です。1号店、2号店も行ってたのですが、2018年に一軒家に移転してから初めての訪問です。


お店は完全な住宅街の民家です。ちょっと迷いそうです。


お店に着くと、お庭が見えて、子どもたちが元気に遊んでいて、ご自宅とお店が混ざってて、不思議あったかいステキな一軒家カフェです。


土曜のお昼ごろ、席はまあまあ埋まってて、ひとつぐらい空いていましたが、テイクアウトでカレーを注文。


他にもスパイス系のいろいろなもの、スイーツなどもあります。Spice生チョコ(要冷蔵)も買っちゃいました。


グッズもありました。かわいいがいっぱいです。


チキンとヤサイカレエ、スパイシーキーマカレエをサラダ・デリ付きセットで。チキンはうまみがたっぷり! キーマはじわじわくる辛さが後を引きます。食べ応えあります。


どれもいろんなスパイス効いてておいしいですが、とりわけその中でもデリが至高。仕込みどれぐらいかかるんだろう、ていうぐらい凝ったお野菜たちです。ヤサイおいしい! ちょっとなのにかかってるソースの存在感大。ちょっと辛くてコクがあってスーッと抜ける酸味があって、後味がさっぱりしてて、いい食感。何言ってるかわかんないと思いますが、癖になる味。次回デリセット行きたい。


↑この写真は、私が2015年にクミン2号店で注文した、前菜15品。どれも味わい深くて、個性があって、おそらく試作にも多くの時間をかけてて、仕込みの量ハンパなさそう! 以来、店主はスパイスにこだわりがすごい人だ、という認識です。そしてとても特別なお店になりました。


買ってきたスパイス生チョコが、予想以上に強烈! とりわけラムキャラメルクミンが遊びのないクミンw しばらく自分からクミン臭がしてる気分だったw お好きな方にオススメ。隣接しているので他のチョコも始めクミンの味がしますw

オレンジカルダモンはびっくりするぐらいおいしい認識。大丈夫かな。鼻から脳天を通る何かで気持ち良くなりました。また食べたい。

世田谷クミン - 千歳船橋/野菜料理
世田谷クミン - ホーム - 東京都世田谷区 - メニュー、価格、レストランレビュー | Facebook
ヤサイとすぱいす世田谷クミン(@setagayacumin) • Instagram写真と動画
営業時間:11:00~17:00(店内営業15時ラストオーダー。テイクアウト、デリバリーは17時ラストオーダーで19時お受け取り、お届けまで。ご予約、ご注文、お問い合わせはメッセージよりどうぞ。デリバリーもお気軽に。15時以降なら世田谷区内だいたい行きます。[2020年3月現在])
定休日:水曜日 ほか不定休あり
場所:東京都世田谷区桜丘1-18-30
禁煙


【関連サイト】


【関連ニッキ】


21.03.18

立川 CAFE KLIMT(キャフェクリムト)


気になってた立川駅前のCAFE KLIMT(キャフェクリムト)に入ってみました。


細長いお店で、席はほぼカウンター席。駅近で、コーヒーとスイーツの種類が充実していて、すごい安心感のあるカフェ。気軽に入りやすいカフェです。コーヒー豆を買いに来るご婦人が多かったです。


この日は22度と春だったので、冷たいソフトクリームで涼みました。何気に今年初のカフェ店内コーヒー。クリムトブレンドは割と酸味強め。スイーツと合うようになっているとか。


クリムトの絵は店内からだと高い場所にあって見にくいw これどこからだとよく見えるのかな。伊勢丹の上の階かな。

CAFE KLIMT(キャフェクリムト)|立川 カフェ・ケーキ | 立川駅北口徒歩1分 手作りケーキが美味しいカフェ「キャフェクリムト 」
営業時間:平日 07:30 - 21:00/土日祝 9:00 - 21:00 
定休日:無休(元旦休)
場所:東京都立川市曙町2-5-1 伊勢丹立川店 2F
tel:042-526-3030
禁煙

21.03.09

「がまくんとかえるくん」誕生50周年記念 アーノルド・ローベル展/常設展「エリック・カール 遊ぶための本」


良いタイミングがあって、PLAY! MUSEUMとPARKで開催中の企画展 「がまくんとかえるくん」誕生50周年記念 アーノルド・ローベル展を観てきました。

アーノルド・ローベルさんの作品、うっすらとしかわからなかったのですが、今回、お友達のまーさんのおかげで知ることになり、『がまくんとかえるくん』では「おてがみ」と「帽子」と「ひとりきり」の話が好き。何気に今年初の展覧会鑑賞です。平日だったので空いてて、写真も撮りホーダイで素晴らしく、たくさんインプットしてきました!

初期の原画やスケッチ約100点、『がまくんとかえるくん』シリーズで100点ほどの大ボリューム展示。子供のころから病気がちで、学校嫌いで、絵やお話作りが好きだったそうで、子供が共感できるであろう部分が時折出てくる名言が心地よかったです。


写真が反射してしまってますが、線が細かすぎて、えええってなった作品。


恐竜たちは表情豊かでした。凶暴そうなティラノザウルスが笑ってる。


布団ワニかわいいよう。


床には足跡が。足跡の先には足跡の主の絵があるという、凝った展示でした。


コラム4好き。


密度高い好きな絵。


のぞく猫がインパクト大。一度見たら忘れなさそうな印象的な絵。横着器用ぶたかわいい。


唯一、山を動かした中国のお話がナゾだった。踊っているうちに山がなくなるファンタジー



展示全体、物量が多く見応えあるけど、とりわけ『がまくんとかえるくん』コーナーは、全体の半分を占めるぐらいの熱量。入口が特別感。


入口には小学校の教科書にも載っているという「おてがみ」が大きい絵本になって並んでいます。

かたつむりくんの「すぐやるぜ」のセリフにほっこり。ユーモアもたっぷり優しい「おてがみ」のお話は、小学校の教科書にも載っていて、通りすがりのお子様が「もう暗記するぐらい読んだ」って暗唱してて、すごい、ってなりました。


切り貼りの時代。


「ぼうし」のお話。こういう関係性いいですね。


編集者とのやりとりの校正紙の内容が、すごく良かった! 作家のモチベーションを左右するであろう存在の編集者の言葉は、かなり作品への影響が大きいと思う。この編集はできるいい人っぽい。作品に惚れ込んでいたに違いないです。


カーペットが敷いてある、寝そべって読めるコーナーで、ゆっくり読めました。ほんとうに限られた時間だけど、集中してゆっくりしたいい時間でした。


常設展は、みんな大好き『はらぺこあおむし』がお出迎え。


常設展「エリック・カール 遊ぶための本」のコーナーです。



エリック・カールさんのレタッチ作業風景の、トレペみたいな紙にひたすら絵の具を重ねてるところはずっと見ていられた。それと切り貼りするところ、すごい刺激的!


展示にはそれの拡大した壁紙が一面にあって、とっても賑やか。


塗った後の模様の組み合わせで、映える見せ方の感覚に、とても刺激を受けると同時に、やる気と元気をもらいました。
見られて良かったです。まーさんに感謝。


戦利品。一筆箋厚さ1cmぐらいあって、「おてがみ」の4種類のカットが入っててボリューミー。

企画展示 「がまくんとかえるくん」誕生50周年記念 アーノルド・ローベル展
期間:2021年1月9日(土)-3月28日(日)
休館:無休(展示の入替、年末年始をのぞく)
開館時間:*平日に限り、MUSEUM・SHOP・CAFEは各1時間短縮営業
     MUSEUM 10:00-18:00(入場は17:30まで)
     PARK 10:00-18:00
     (入場は17:00まで/12:30-13:00、15:00-15:30は館内消毒のため一時クローズ)
     SHOP 10:00-18:30
     CAFE 10:00-19:00(L.O 18:30)
料金:一般1,500円/大学生1,000円/高校生800円/中・小学生500円/[立川割]あり
MUSEUM入場料
PLAY! MUSEUM 日付指定券  
場所:東京都立川市緑町3-1 GREEN SPRINGS W3

ミュージアムのある場所は、立川のGREEN SPRINGS(グリーンスプリングス) | 空と大地と人がつながるウェルビーイングタウンの中の一角にあります。


外にはどこからか運ばれてきた雪が盛られていて、お子様たちが雪あそびしていました。


おなじ施設内にあるGOOD SOUND COFFEEで、展示会を見た後の甘いホットドリンク。甘いものがおいしい。何ヶ月ぶりだろう。人とカフェに入るのは。久しぶりだったし、じみじみしちゃった。


立川に新しく作られたここのエリアは、長く緩やかな滝のような川があり、夜にはライトアップがきれいで、よく考えられた空間です。


遠い未来まであるオブジェ。


平日時間を作ってこられて良かった。大変充実した時間を過ごせました。

21.03.09