カエルニッキ

ド・ザイナー。

『ひるね姫 〜知らないワタシの物語〜』


『ひるね姫 〜知らないワタシの物語〜』を観てきました。いつも書き忘れてますがネタバレあるかもしれません! ご用心なさってください。

ちょいと日常の不思議が入った、二番煎じ的なのかと見に行ったら、思いのほかリアル企業の壮大な冒険活劇でした! 誰かが言っていたけれど、まさにロボットの“プロジェクトX”。

なにしろ自動車会社の技術面にとても深く入り込んだ部分があり、モノを作る人たちの名言が飛び交いそれが超現実的側面にあるので、そっちの出来が良すぎてファンタジーいらないんじゃと思うぐらい。いや、要るんだけれども。

夢と現実がじわじわと交錯する見せ方がすごくうまいと思ったけど、ファンタジー面を見慣れてない人には、逆に混乱して分かりにくそうな映画だとも思いました。

とはいえ、倉敷の風景の良さが絶妙に際立ついい映像がてんこ盛りで、それだけでも見ごたえあります。数年先の時代なのですが、タブレットが通信や自動車のハイテク装備に大活躍で、SF要素も生活に密着しているところもあり、そうかと思うと、朝ごはんのオムレツを調理するおいしそうなシーンもあるし、歴代ヒットを飛ばしているアニメ映画の中の良い要素を取り込んでいるように思えます。

特に瀬戸大橋のシーンは、3Dや4DXのような特殊装置で見たら、迫力ありそうな疾走感ある画面作り。魅力的なキャラがそのなかを走りまわります。

登場人物の個性もわかりやすくてよかった。ココネはいい娘だし、父はオラオラジャージ(笑)でかっこいい。母登場のシーンに、胸をグッとつかまれました。二つの世界がシンクロしてて、こまけーこと気にせず見ると楽しめますきっと。



この作品の舞台になった地図が、入場の時に配られました。


キャンペーンもやっているようです。

先日見た『結城友奈は勇者である -鷲尾須美の章-』は、瀬戸大橋の四国側で、『ひるね姫 〜知らないワタシの物語〜』は、倉敷側。アニメで『うどんの国の金色毛鞠』の香川県、ちょっと離れているけれど、昨年上映されていた『この世界の片隅に」』は、広島方面と、近年このあたりに舞台が集まってて、まとめていきたいですね。