カエルニッキ

ド・ザイナー。

箱根登山電車アレグラ号と、オリエント急行 プルマン車両に乗ってきた


箱根登山電車 最新型車両の3000系アレグラ号と、箱根ラリック美術館内にある、ラリックの手掛けたオリエント急行ル・トランの、プルマン車両に乗ってきました。一日で最新車両と80年ぐらい前から動いている走る芸術を観てきました。


アレグラ号は、前面のガラス張り部分が大きく大パノラマが展開されます。とにかく窓がでかい! これが力強く箱根の山を登っていくのです。たのもしい!

この日は天気もすごく良くて見晴らしよかったです。室内はモニターも備え付けられていて、普通の最新電車です。


3両編成のうちの1車両のみアレグラという仕様で、上下線運行していました。何度かすれ違った車両で、アレグラが入っていないのもあったので、まだまだ少ないのだと思います。


こちらがラリック美術館内にあるオリエント急行 プルマン食堂車両です。残念ながらレールの上は走りません。この中で45分の時間制で案内付きティータイムが楽しめます。


ルネ・ラリックの特徴がすごく出ているすりガラス装飾。これで凹凸をつけて、光の通り道と、立体感を出すのだそう。こちらの車両のガラス装飾は、男が真ん中で笛を吹き、両側の女はうたったりおどったり、まわりの果実はぶどうで実りの象徴のようです。


かつてのオリエント急行車両は、銀色のレバーを動かすと外側の窓が開くようになっていて、内側にも顔のあたりまで窓ガラスがあって、蒸気機関車のススがこないように工夫されていたらしいです。説明の方が話してくれました。


絨毯や、椅子に張られているシートは当時の物。

呼び鈴と番号があって、当時はとても豪華列車だったようです。


その日によって違うパウンドケーキ。今回はりんごの入ったパウンドケーキ。3種類の甘味をつけていただくことができます。コーヒーはポットでくるので、結構2,3杯ぐらい飲んだかも。おいしかったです!

ほか、ラリックの展示も見てきましたが、チョー空いていたので、オススメです。大胆にも花を一面に形どった香水瓶や、自然光だけでガラスの中に光が集まるように作られていた小物入れ、その実用する先の想像力というのがすごいなと思いました。これはデザインの基本ですね。とても目の保養と刺激になりました。


今回は日帰りで往復VSEに乗りました。いまスイスキャンペーン中らしく、プレミアムコーヒーを車内で注文すると、スイスチョコが付いてくるのでちょっとうれしい。