カエルニッキ

ド・ザイナー。

再掲載 伊藤若冲の「冲」字考

自問自答する日々だ。
信仰してるのを唱えたくなる気持ち分かってきた。がんばれおれ

「大成若缺。其用不弊。大盈若冲。其用不窮。大直若屈。大巧若拙……。」
大盈若冲

大成は欠けたるが若(ごと)く、其の用弊(やぶ)れず。大盈(たいえい)は冲(むな)しきが若く、其の用窮(きわ)まらず。大直(たいちょく)は屈するが若く、大巧(たいこう)は拙(せつ)なるが若し。
 本当に完成しているものは、どこか欠けているように見えるが、いくら使ってもくたびれがこない。本当に満ち充実しているものは、一見、無内容(からっぽ)に見えるが、いくら使っても無限の効用をもつ。真の意味で真っ直(す)ぐなものは、かえって曲がりくねって見え、本当の上手はかえって下手くそに見える。

多分これからもじっくり時間をかけてある場面に遭遇するたびに平常心でいられないこともあるだろうけれど、自分の望みどおりにならなかった現状に対して、その原因にちゃんと向き合ってそれを糧にできたら、きっと自分が好きになれるはず。普通の人はとっくにそういうのが出来ていて日常を過ごしているのだろうけど、迷いまくりの不惑