カエルニッキ

ド・ザイナー。

『告白』


(C) 2010「告白」製作委員会
先日のニッキ『迷い猫オーバーラン!』#4「迷い猫、脱いだ」の、話題になった温泉卓球シーンの、元ネタの黒ラベルCMを録った監督、中島哲也監督の『告白』を観て来ました。(ちょっと無理やりだったか)

中島哲也監督の映画は『下妻物語』で大好きになり、以降『嫌われ松子の一生』『パコと魔法の絵本』と観て来ましたが、もしかして今回一番ビジュアルとストーリーの絡み合いが強かった映画かも知れません。最初から犯人が分かっているのに、どんどんストーリーに引き込まれて、それにまとわりついてくる映像効果のすごいこと。

監督の作品は、突飛なビジュアルで悲劇な話もどこか喜劇に皮肉ってて、気持ちの置き所に困るような時もあるのですが、でもそのアンバランスさが好きでした。でも今回のびしっとハマった感じのは無敵最強の邦画になってしまったかも知れません(カエル比)。いまのとこ、今年ナンバーワンの邦画に決定!

比べられるものではありませんが、ふと、ドイツ出身のトム・ティクヴァ監督の『パフューム ある人殺しの物語』『ザ・バンク -堕ちた巨像-』の悪と美を皮肉ったビジュアルにも方向性が近いかなあと思ったり。

血が出ますのでグロいのがダメな方には、オススメできないと思いました。けど、劇場はどこも大盛況です。